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シロアリの調査って何をする?費用はかかる?自分でできる?【シロアリ調査のすべてをプロが解説】

最終更新日:

シロアリについて少し調べると、多くの業者のホームページで「まずは調査をしましょう」と書かれているのが目に入ります。「調査は無料」と謳う業者も多いです。

いったい、シロアリ調査とはどんな事をするのでしょうか?そもそも必要なものなのでしょうか?そして、費用は本当に無料なのでしょうか?このような疑問を持つ方も多いことと思います。

この記事では、シロアリ駆除に長年携わってきた当サイト「アリプロ」の専門家が、シロアリ調査の必要性や費用、どこをどうやって調査するのかなど、シロアリ調査の基本を誰にでもわかるように解説しました。ぜひご覧ください。

 

CONTENT

シロアリ調査は必要?

シロアリ調査とは、シロアリ駆除業者の専門家が、自宅の床下に入り、シロアリの痕跡の有無や被害の状況を調べることを指します。

最初に気になるのは、「そもそも自分の自宅はシロアリ調査をした方がよいのか?」ということではないでしょうか。

結論から言うと、「どんな住宅であっても、できるだけ早めに専門家によるシロアリ調査を行った方が良い」です。

シロアリは木材に含まれるセルロースを餌にする生き物であり、住宅に使う木材を食害し、劣化させてしまいます。もし自宅がシロアリの被害を受けると、家の耐久性が落ちたり、歪んだりしてしまいますし、資産価値も大きく下がってしまいます。

シロアリ

シロアリの被害は気が付かないうちに急激に拡大している可能性があるため、兆候を見つけ次第、すぐに対処することが必要です。

また、自宅にシロアリが発生しているか、シロアリの危険があるかどうかを自分で確認することは難しいものです。自宅の状況で気になる箇所があっても、シロアリによるものなのかどうかはプロではなければ正確な判断ができません。

さらに、ご自宅の状態を知るために重要な床下の調査が重要です。床下の調査には専門的な機材やスキルが必要なため、自分で行うことは非常に難しいです。そのため、シロアリ調査は、専門のシロアリ駆除業者に依頼することをお勧めします。

 

シロアリ調査の具体的な作業は?

シロアリの調査の段階では、薬品を散布する等の駆除作業は行いません。あくまで「調べる」ことが目的です。

作業としては床下の調査が最も基本になりますが、お住まいの環境や被害状況、お客様のご要望に応じて、庭や住まい外周、屋内の調査なども行います。

いったんシロアリの調査を正式に依頼すれば、プロが主体的にリスクや調査すべき箇所を判断し、作業を進めていきます。お客様の手を煩わせてしまうことはありません。

 

木造住宅でなくてもシロアリは出る?

ところで、「うちは木造住宅ではなくRC(鉄筋コンクリート)造だからシロアリは関係ない」と思っていらっしゃる方も多いかもしれません。

実は、たとえ木造住宅ではなくても、床下材や玄関などをはじめどこかしらに木材を使っていることが多く、住宅の中で木材を一切使用していないことはほとんどありません。

さらに、シロアリは平気でコンクリートの隙間から侵入しますし、時にはコンクリートをかじって穴を開け、コンクリートの先にある木材を食害することもあります。

そのため、RC(鉄筋コンクリート)造の家屋を含むほとんどのお住まいにとって、専門家によるシロアリ調査はとても大切なことです。

 

シロアリの調査を行った方がよいとき

続いて、どのようなときにシロアリ調査を行えばよいのかを解説します。

次の一覧に当てはまる点が1つでもある方は、ぜひ信頼できるシロアリ調査を依頼しましょう。

1. 前回の施工から5年以上経過した
2. シロアリを実際に見つけた
3. 羽アリを見つけた
4. 羽が落ちているのを見つけた
5. 蟻道(ぎどう)を見つけた
6. 床がきしんだり、フカフカしたりする
7. 壁を叩くとポコポコという音がする
8. フンや木くずを見つけた
9. 雨漏りや水漏れ、床下浸水が起きたことがある
10. 近所でシロアリが出た
11. 築年数の長い木造住宅に住んでいる

1つ1つの項目について詳しく解説します。

 

1. 前回の施工から5年以上経過した

多くのシロアリ駆除業者が、シロアリの予防や駆除を行った後に再びシロアリ被害が発生したときにその対処を行う「施工保証(再施工保証)」を定めています。その保証期間は一般的に5年間とされていることが多いです。

これは、シロアリ駆除に用いる薬剤の有効期限が5年間となっていることが一因となっています。また、いくら丁寧に駆除・予防を行っても、それから5年間の間に床下の環境が変化していたり、新たに庭にシロアリが侵入していたりすることもあります。

そのため、シロアリ被害の予防にとって「5年」はとても重要な節目となります。シロアリの駆除や予防の施工を行ってから5年以上経過したときは、改めてシロアリの調査を行うことをお勧めします。

その際、前回依頼した業者にあらためて調査して頂いてもよいですし、別の業者に依頼し直すことも可能です。この段階は一刻を争うほどの状況ではありませんので、あらためて時間をかけてシロアリ駆除業者を比較検討し、信頼できる業者を探してみるのもよいでしょう。

本サイトのアリプロは「乗り換え割引」を提供しています。以前、他の業者でシロアリ防除を行った方が5年目のタイミングでアリプロに依頼した場合、5,000円割引となる5年目乗り換え割を実施しています。詳しくこちらまでお問い合わせください。

 

2. シロアリを実際に見つけた

家の中や自宅周辺でシロアリらしき虫を見つけた場合は、早急にシロアリ調査を行うべきです。

シロアリ

家の中でなくても、例えば庭の枯れ木や材木などにシロアリがいたら、家の中にも侵入してきている可能性があります。敷地の中ならどこであれ、シロアリを発見し次第、シロアリ駆除業者に調査を行ってもらった方が良いです。

 

3. 羽アリを見つけた

次の写真のようなシロアリの羽アリを自宅で発見したら、既に家の中にシロアリが侵入している可能性があります。はやめにシロアリ調査を行ってもらいましょう。

シロアリの羽アリ

なお、住宅に被害をもたらすシロアリは何種類かいますが、最も被害数が多いのは「ヤマトシロアリ」で、次いで「イエシロアリ」です。

羽アリが出現する時期は種類によってはっきり決まっており、ヤマトシロアリなら4月~6月、イエシロアリなら6月~7月となっています。発生例は非常に少ないものの、外来種のアメリカカンザイシロアリという種類は7月~10月に羽アリが現れます。

もしこの期間にシロアリの羽アリらしき虫を見つけたら、必ずシロアリ調査を依頼するようにしましょう。

羽アリを見つけたときの対処方法は次のコラム記事でも解説しています。ぜひご覧ください。

関連記事:シロアリを見つけたらどうしたらいい?羽アリへの対処とNG行為をシロアリのプロが解説

 

4. 羽が落ちているのを見つけた

シロアリの羽アリは、飛び立った後、着地して羽を落とし、新たな巣を作ります。

シロアリの羽

そのため、家の近辺でシロアリの羽を発見したら、既にシロアリの巣が作り始められている可能性があります。

他の昆虫の羽と見分けが難しい場合もありますが、シロアリの疑いがある場合は念のため専門の業者に相談しましょう。

 

5. 蟻道(ぎどう)を見つけた

蟻道(ぎどう)とは、シロアリが自分で作った通行路です。シロアリは日光や風が当たる場所、乾燥する場所を嫌うため、自分たちで土や分泌物を用いてトンネルのような保護された道を作ります。この蟻道をあちこちに張り巡らすことで、活動範囲を広げていきます。

シロアリの蟻道(ぎどう)

蟻道は非常に頑丈にできており、空中に向けて作られることもあります。(空中蟻道と呼びます)

空中蟻道

シロアリ駆除業者による調査でも、床下や外壁などに蟻道ができていないかどうかは入念にチェックするポイントの1つです。

蟻道があるということは、シロアリがその中を通って活動していることを意味します。早めに対策を行いましょう。

関連記事:【写真24枚と動画あり】シロアリの蟻道とは?間違えやすいものとの判別法

 

6. 床がきしんだり、フカフカしたりする

床がきしんだり、フカフカして違和感があるときは、床板や柱がシロアリ被害を受けている可能性があります。

屋外や床下だけではなく、居住空間でも異変を察知できるレベルになると、シロアリの被害は相当進んでいる可能性もあります。

もし床下の木材のシロアリ被害が進んでいるなら、床の強度を補う施工を行う必要もあります。

はやめに本格的な調査を行うことをお勧めします。

 

7. 壁を叩くとポコポコという音がする

屋内がシロアリの被害を受けているときの兆候は他にもあります。

壁をさわってへこんだり、ポコポコといった空洞音がするようだと、やはり壁の中がシロアリの食害を受けて空間が出来ている可能性があります。

壁の中から「カタカタ」と小さな音がしたときも要注意です。実はシロアリは、仲間に危険を知らせるときに頭を振ったり、床を叩いたりして「警戒音」と呼ばれる音を発することがあります。この音が部屋の中にも届くことがあります。

もちろん、壁からの音は別の生物のものである可能性もありますが、住宅の耐久性を下げるほどの被害をもたらすのはシロアリだけです。きちんと調査しておくに越したことはありません。

 

8. フンや木くずを見つけた

シロアリが木材の中を食害していると、壁の下などに「フン」や「木くず」のようなものが落ちることがあります。

その場合、前述したアメリカカンザイシロアリのフンである可能性があります。(ヤマトシロアリやイエシロアリは、人目につく場所にフンを残す習性はありません)

アメリカカンザイシロアリのフン

フンを発見し次第、適切に対策しなければ被害が広がってしまう恐れがあります。

ただし、フンや木くずのようなものを出す昆虫は他にもいます。代表的なのは、クロアリやヒラタキクイムシです。

クロアリ

昆虫の種類が違えば対処も異なりますが、前述の通り、シロアリの場合は大きな被害が出る危険があります。家の中にフンや木くずのようなものを見つけたら、まずは「シロアリの可能性はないか?」という疑問を持ち、対応するようにした方が安全です。

なお、発見したフンはすぐに処分せず、一部をビニール袋などに入れて保管しておきましょう。専門のシロアリ駆除業者に見てもらえば、それがシロアリのものなのか判断できることがあります。

 

9. 雨漏りや水漏れ、床下浸水が起きたことがある

シロアリは乾燥が苦手で、湿度の高い環境を好む習性があります。雨漏りや水漏れ、床下浸水などが起きた後は、シロアリが発生する可能性が高まることが知られています。

そのため、シロアリ被害を予防するには、雨漏りや水漏れ、床下浸水が起きないように住宅を適切にメンテナンスすることが重要です。

もし今までに雨漏りや水漏れ、床下浸水が起きていたら、湿度の高い木材を狙ってシロアリが侵入してきているかもしれません。一度シロアリ調査を行っておいた方がよいでしょう。

 

10. 近所でシロアリが出た

先の通り、被害をもたらすシロアリの種類で圧倒的に多いのは「ヤマトシロアリ」です。当サイトのアリプロがカバーしている関東エリアでは、シロアリ被害のほとんどはこのヤマトシロアリによるものです。

ヤマトシロアリは、土中を通じてしか移動しません。近所でシロアリが出たとしても、飛来して家の中に入り、被害を受けるようなことはありません。

そのため、近所の家でシロアリが発生しても、基本的には心配は不要です。土中を通って床下から侵入することに備えて、通常のシロアリ予防の施工を行えば、被害を防ぐことができます。

近年増えてきたアメリカカンザイシロアリという種類は、空中を飛来して到着し、家屋内の乾燥した木材を食害することがあります。もっとも、被害を受ける地域は非常に限られているため、過度に恐れる必要はありません。心配な場合は専門家に相談し、調査や判断を仰ぐとよいでしょう。

 

11. 築年数の長い木造住宅に住んでいる

シロアリは枯れた樹木を食べて生きる昆虫であり、木造住宅で柱、床、基礎などに使われる木材が食害の主なターゲットになります。

基本的に、築年数が長い木造住宅ほどシロアリ被害の発生率が高まります。

次の表は、防蟻処理(シロアリの駆除・予防の施工)を行った住宅が、その後にシロアリ被害が起こった割合を築年数別に示したものです。(直近に駆除された物件は除いてあります)

出所:日本長期住宅メンテナンス有限責任事業組合「国土交通省補助事業 シロアリ被害実態調査報告書」

ご覧頂ければわかる通り、築年数が長くなるほど、シロアリ被害の発生率は高くなっていきます。

築年数の長い木造住宅にお住まいで、今までにシロアリ防除の施工を行っていない方や、前回実施時から時間が経過している方は要注意です。はやめにシロアリ調査を行っておきましょう。

なお、冒頭の通り、RC(鉄筋コンクリート)造の場合でも建物のどこかに木材を使っていることが多いため、シロアリの被害は起こります。木造住宅ではなくても、シロアリ対策が必要であることに変わりはありません。

 

シロアリ調査は自分でできる?

「そもそもシロアリ調査は自分ではできないのか?」という疑問を持たれる方も多いかもしれません。

冒頭の通り、ご自宅でのシロアリの痕跡の有無や、気になる箇所がシロアリによるものかを自分で正確に判断するのは難しいものです。

もっとも、自分でできる簡易的な調査でシロアリの痕跡を発見できることもあります。発見できればすぐに対策を取ることができるので、可能な範囲で調査を行ってみるのもよいでしょう。

自主的な調査を通じて普段からシロアリに対する意識を高めておけば、いざというときにも対応しやすくなります。

自分でシロアリ調査を行う際は、次のような箇所を点検してみてください。

 

玄関の木材

シロアリ被害が起こりやすい場所の1つです。触ったり軽く叩いたりして異常をチェックします。へこんだり、ポコポコといった空洞音がしたりすると、木材の内部がシロアリの被害を受けている可能性があります。

 

外周

シロアリの蟻道(ぎどう)ができていないか、地面に接する基礎からの立ち上がりの部分をよく確認します。

外周にできた蟻道

 

庭の廃材・枯れ木

庭に置いた廃材やダンボール、枯れたままになっている庭木などにシロアリが侵入することがあります。庭に長年放置されている廃材・枯れ木があればチェックしてみましょう。

 

庭のエクステリア材

枕木やウッドデッキ(木製のテラス)など、庭に設置されたエクステリア材やデッキ材は、常に屋外に晒されているためシロアリに侵入されやすい場所です。

雨風に晒されて経年劣化した木材や、地面に直接触れている箇所は特に被害を受けやすくなっています。

なお、ここで説明した玄関やエクステリア材などを含め、自宅でシロアリの被害に合いやすい場所については次の記事で詳細に解説しています。ぜひご覧ください。

関連記事:シロアリの被害が発生しやすいのは一軒家のどこ?畳、柱、玄関など被害場所別に解説

 

シロアリ調査の時期はいつがいい?

お客様からよく頂く質問に、「シロアリ調査の時期はいつがいいのか?」というものがあります。

結論から言うと、シロアリの調査は1年中いつでも問題ありません。シロアリのリスクに気がついたとき、何か異変を感じたとき、前回の施工から5年経ったときなどに、時期に関わらず早めに調査を依頼しましょう。

なぜなら、シロアリは土や木材の中、蟻道などの温度の安定した環境で、1年を通じて活動しているためです。最も活動が活発になるのは春から夏にかけてですが、冬でも死んだり冬眠したりしているわけではありません。食害も1年を通じて進みますので、シロアリ調査は早く行うに越したことはありません。

なお、羽アリは4月から6月にかけて飛び立つため、シロアリ駆除業者はその期間に忙しくなることが多いです。そのため、秋から冬にかけての時期は比較的、業者のスケジュールを確保しやすいメリットがあります。

シロアリの活動時期については次の記事で詳しく解説していますのでぜひご覧ください。

関連記事:シロアリの活動時期と発生時期はいつ?シロアリ駆除の専門家が徹底解説!

 

シロアリ調査の費用

 

シロアリ調査はほとんどの業者で無料

ほとんどのシロアリ駆除業者で、シロアリ調査は基本的に無料となっています。

シロアリ調査は大変な作業にも関わらず、なぜ無料なのでしょうか?

それは、シロアリ調査は、施工が必要な状況かどうか、どこにどのような施工が必要かをシロアリ駆除業者が判断し、見積もりを行う作業を兼ねているためです。

シロアリ調査の後に結果の報告と見積もりを受領し、それを見て実際に施工を行うかどうかを判断する、というものが一般的なシロアリの調査・防除の流れになります。

もちろん、見積もりを受け取っても、内容や金額に納得感が無ければ施工を依頼する必要はありませんし、他の業者と相見積もりを取って比較検討した上で判断しても構いません。

 

シロアリ調査が有料になるケース

シロアリ調査はほとんどの業者で基本的に無料とお伝えしましたが、稀に例外もあります。次のようなケースでは有料になることがあります。

 

床下に降りる点検口を増設する

シロアリの調査では住宅の床下に入ることが必須です。

調査の際は、次の写真のような点検口を通じて床下に入っていきます。通常、点検口はキッチンや洗面所などの水回りに設置されています。

点検口

時々、この点検口が存在しない住宅もあります。点検口があっても、床下のすべてのエリアに通じておらず、一部のエリアに入れなくなっていることもあります。

そのような場合は、フローリングや、(和室の場合)畳の下の床板を切って、新たに点検口を設けることになります。

このような点検口を新設する作業は基本的にどのシロアリ駆除業者でも有料となっています。1箇所につき3万円~5万円が相場となっているようです。

なお、点検口が無くても、外壁に設けられた通風口から床下全域に入れることもあります。一部のエリアに入れない場合でも、わずかな隙間があればそこから薬剤を噴射する機材を挿入し、施工を行うことができるケースもあります。必ずしも点検口の設置が必要になるわけではありません。

関連記事:床下への入り方を4パターン紹介!点検口がない場合には?

 

調査のために特殊な機器を必要とする

シロアリの調査のために特殊な精密機器を利用した場合は、有料となることがあります。

ただし、一般的なシロアリ調査は専門家による目視や手作業によるものが中心であり、確実性も高いと考えられています。

 

出張費や駐車場代が発生する

シロアリ駆除業者が遠方に出向く際は、出張費が発生するケースもあります。中には、駐車場代を請求する業者も存在します。

もちろん、余分な費用は発生しないに越したことはありません。

出張費については、できるだけ近場の業者から選ぶことで解決します。駐車場代はあらかじめ業者に有無を確認して、必要が無いとはっきり伝えてくれる業者を選ぶようにしましょう。

 

シロアリ調査の手順

 

誰が調査に来る?

通常のシロアリ駆除業者なら、「しろあり防除施工士」の資格を持った専門家がシロアリの調査を行います。もし、スタッフの資格の所持を確認できなかったり、どのような人が調査に来るのかまったく説明が無い場合は、その業者は避けた方がよいかもしれません。

当サイトが運営するアリプロでは、必ず「しろあり防除施工士」が調査にうかがいます。

また、信頼できる会社なら、調査に来たスタッフが作業内容や点検について丁寧に説明してくれるはずです。コミュニケーションしやすいかどうか等の対応をよく見て、その後の施工もお願いするかどうかを判断することもできます。

シロアリ駆除業者やスタッフの判断については、次の記事でも詳しく解説しています。

関連記事:シロアリ駆除業者の選び方をプロが解説。7つの比較ポイントで優良な業者を選ぼう

 

調査前に準備しておきたいこと

シロアリ調査の実施が決まった後、「何か準備しておくことはありますか?」とお客様から質問を頂くことがよくあります。

次のような点を事前に準備しておいて頂くと、スムーズにシロアリ調査を進めることができますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

点検口を確認する

まずは、床下に入る点検口がご自宅のどこにあるのかを確認しましょう。基本的に点検口の場所がわかっていれば、当日慌てることなく調査を開始することができます。

対処が必要になるのは、点検口が無い場合です。

なお、もし点検口が無くても外壁に通風口がある場合、そこから床下に入ることのできる可能性があります。実際には現地で確認する必要がありますので、通風口の存在を業者に伝えて頂ければ幸いです。

通風口も無い場合は、フローリングや畳の床板などに点検口を設置する作業が必要となるかもしれません。この場合も、床下への出入口が無い可能性を業者に事前に伝えておけば、当日スムーズに確認作業を進めることができます。

 

調査箇所を片付ける

点検口の周辺に家財が多数置かれている場合は、作業がしやすいように片付けておくようにしましょう。

また、お住まいの状況により、外壁や庭を調査させていただく場合もあります。その際、外壁周辺や庭の枯れ木、材木の周辺に不用品が多数置かれていると調査できないかもしれません。

本記事をご参考に、調査する可能性がありそうな場所はできるだけ物を片付けていただくことをお勧めします。

 

図面を用意する

もし可能なら、ご自宅の図面を用意して頂けると助かります。

あらかじめ住宅の面積などを把握できていれば、よりスムーズにシロアリ調査を進めることができますし、調査結果の説明もしやすくなるためです。

もちろん、図面が無くてもシロアリ調査は可能ですので、用意できなくても心配する必要はありません。

 

調査の手順

シロアリ調査では、次の作業を順番に行っていきます。当サイトのアリプロでの調査手順を紹介しますが、どこのシロアリ駆除業者でも基本的に同じような流れを取ることが多いです。

1. ヒアリング
2. 面積の確認
3. 屋外の調査
4. 屋内の調査
5. 床下の調査
6. 結果の報告
7. お見積もりの作成

1つ1つのステップについて詳しく解説します。

 

1. ヒアリング

まずは調査前にご自宅の築年数や、心配に感じている点などをヒアリングさせて頂きます。

もしシロアリの痕跡かもしれないものがあったり、被害の兆候だと思われるものを見つけたりしていた場合は、いつどこで見つけたのかなどを詳しくお聞きします。

 

2. 面積の確認

お住まいの全体像を確認するため、外周や建築面積の確認をさせて頂きます。

ベテランなら数分で終えることのできる作業です。

図面がある場合はこのステップを省略することができます。

 

3. 屋外の調査

お住まいの外周や庭木などにシロアリの被害や痕跡がないかを調査します。

枯れ木や放置された廃材、地面に接したエクステリア材などはシロアリのリスクが大きいため、特に念入りに調査します。外周も一通り確認し、シロアリの蟻道が作られていないかの調査も行います。

このような作業は個人で行えるものも多いですが、普段住んでいる自宅だと見慣れているため見逃してしまうことも多いです。プロがよく確認してシロアリの痕跡を発見できるケースが多々あります。

 

4. 屋内の調査

玄関や水回りなど、シロアリの被害が多発しやすい箇所を中心に調査を行います。

お客様から心配な箇所について具体的に教示頂いた場合は、その箇所でシロアリが発生している可能性がないか、発見したフンや羽などがシロアリのものかどうかなどを確かめます。

 

5. 床下の調査

シロアリ調査において最も重要なのは床下です。スタッフが床下に入り、床下でのシロアリ被害の状況、木材の状況、蟻道の有無、湿気や水漏れの状況などを1つ1つ確認していきます。

厳重な装備を行い、専門的な機材を抱えたまま床下全体をくまなく移動し調査する必要があります。訓練を積んでいなければ難しい、とても骨の折れる作業です。

また、床下にはカメラを持って入ります。シロアリの痕跡が確認された箇所などの撮影を適宜行いながら調査を進めます。

 

6. 結果の報告

以上で調査した結果を、まとめて報告させて頂きます。

報告の方法は業者によってさまざまで、その場で口頭での説明や、後日調査結果を報告書として提出する業者もあります。

当サイト「アリプロ」では、撮影した写真をテレビに繋いでわかりやすく状況の説明を行います。次の動画でその模様を公開しておりますので、ぜひご参考ください。

合わせて、シロアリ対策の必要性や、必要な場合はどのような施工が適切かなどを丁寧に説明いたします。

 

7. お見積もりの作成

調査の結果、シロアリの痕跡を確認したり、今後発生するリスクが判明したりした場合は、対策のための施工のご案内をします。

施工の内容や必要な費用などをご説明の上、見積書を作成しお渡しいたします。

当サイト「アリプロ」の見積書をご参考に掲載します。

 

調査の所要時間

シロアリ調査の一連の流れに要する時間は、一般的な住宅では1~2時間程度のことが多いです。

ただし、点検口の増設や、屋内の綿密な調査が必要になった場合、床下が非常に広かったり、既に大きなシロアリ被害が発生していたりする場合は、もっと時間が必要となることがあります。

 

シロアリ調査でわかること

シロアリ調査では次のことがわかります。

1. シロアリ発生の有無
2. シロアリ被害の有無、場所、程度
3. 施工の必要の有無
4. 適切な駆除・予防方法
5. 床下の湿気状況
6. 水漏れの有無
7. 木材の腐朽・カビの有無
8. 建物の被害の修復の必要性

1つ1つご説明します。

 

シロアリ調査でわかることの詳細

 

1. シロアリ発生の有無

シロアリの蟻道やフン、木材の空洞音などのシロアリの痕跡がないか点検することで、屋内外でのシロアリの発生を確認することができます。

もっとも、シロアリの発生を直接確認できるものがなくても、人間に見えない場所に既に侵入してきている可能性は捨てきれません。そのため、シロアリのリスクの度合いを総合的に考えて対策を考える必要があります。

 

2. シロアリ被害の有無、場所、程度

屋外・屋内を問わず、木材にシロアリ被害が発生しているかどうかがわかります。

被害がある場合は、その場所や被害の程度をまとめてご報告します。

もし被害が少しでもあれば木材の内部や、ご自宅の他の箇所も被害に合っている可能性があります。早急に対処が必要です。

 

3. 施工の必要の有無

もしシロアリが発生していることがわかれば必ず駆除を行うことが必要です。

また、シロアリの発生が確認できなくても、お住まいの状態や環境などのリスクの度合いに応じて予防を行う必要があるかどうかがわかります。

 

4. 適切な駆除・予防方法

シロアリ被害の場所や程度などがわかれば、そこにいるシロアリを駆除し、今後の再発を防ぐために、どのような駆除方法をとるべきかを検討します。薬剤の散布・注入を行う場所や、薬剤の種類と量などを具体的に検討、決定します。

予防を行う場合も、ご自宅のどこにどのような施工が必要になるかをご案内します。

 

5. 床下の湿気状況

床下の調査を行えば、床下各所の土壌や木材がどの程度、湿気を持っているかを確認できます。カビが発生していれば、直接目視で確認して写真を撮影したりすることもできます。

床下は複雑な構造になっており、全体的に乾燥していても、一部の場所だけ通気性が悪いために湿気がちになっていることがあります。洗面所やキッチンなどの床下も湿気を含みやすいです。

そのため、調査スタッフは床下全域の湿気の状況を丁寧に確認していきます。

床下で湿気の強い場所はシロアリのリスクが高い場所となるため、調査において湿気の状況を確認することはとても重要な作業です。

 

6. 水漏れの有無

雨水が流れ込んだり、ご自宅の給排水設備のトラブルが起こったりすることによって、床下で水漏れが発生することがあります。

前述した湿気の問題と同様に、床下で水漏れがあると、乾燥を嫌うシロアリが過ごしやすい環境になってしまいます。シロアリのリスクが高くなっているため、早めに対策を行う必要があります。

 

7. 木材の腐朽・カビの有無

床下や屋外の木材が腐朽したり、カビが発生しているかを確認し、ご報告します。

木材は腐朽、つまり菌によって分解されると、木材を構成するいくつかの成分に分かれます。主要な成分はセルロースという化合物で、これがシロアリを誘因する作用を持っていることがわかっています。

したがって、腐った木材やカビが存在すると、シロアリ発生のリスクが非常に高くなっていると言えます。

 

8. 建物の被害の修復の必要性

床下や柱などの木材がシロアリの被害に合っていると、居住空間に影響が出ることもあります。

前述の通り、特に多いケースは床下の木材がシロアリ被害を受けて床がきしんだり、フカフカしたりしてしまうことです。

通常このような場合は、鉄束(てつづか)と呼ばれる器具を用いて床を支える対処を行います。

鉄束(てつづか)

既に床に違和感を感じている方はシロアリ駆除業者に対策を相談してみましょう。

 

調査の後、どうしたらいい?

シロアリの調査を終えて調査結果を説明いただいたら、次は何をすればよいのでしょうか?

シロアリの駆除・予防の施工が必要だと判断され、見積もり書を受領したら、次のように確認を進めましょう。

 

見積もりを判断するポイント

見積書を受領したら、金額や、口頭で説明いただいた内容と齟齬が無いかを確認しましょう。

もし見積書によくわからない箇所があれば業者に質問しましょう。そこで納得のいく説明をしてもらえるかどうかは業者選びの大切なポイントです。

また、シロアリの予防・駆除の費用の相場はわかりにくいものですが、次の記事で詳しく解説していますのでぜひご覧ください。

関連記事:シロアリ駆除の費用の相場は? 主要26社の費用相場と費用を抑えるコツ【2023年最新版】

受領した見積書が費用相場よりも極端に高い場合は、避けた方が無難でしょう。

一方、見積もりが安いことは一見良いことだと思われがちですが、費用相場よりも極端に低い場合は注意が必要です。表面的な安さをウリにして契約を取り、後の作業がいい加減だったり、後から追加費用が多数乗せられたりすることがあるためです。最悪の場合、施工不良によりシロアリ被害が再発してしまう危険もあります。

費用相場から大きく外れていない価格の範囲で、信頼できる業者に施工を依頼するようにしましょう。

 

相見積もりはとった方がよい?

気になるシロアリ駆除業者が数社ある場合は、相見積もりを取ってみるのもよいでしょう。

相見積もりを取られることを嫌がる業者は、品質や価格に自信が無い可能性があるため避けた方がよいです。

相見積もりの際は、見積書の内容をよく比較することをお勧めします。費用がほぼ同じであっても、業者によって対応する内容や値付けが異なることも多いです。よりご自宅に合った施工を提案してくれる業者を選ぶようにしたいものです。

 

さいごに

以上の通りシロアリの調査に関する様々なトピックを解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

シロアリ調査は専門家が主体的にやってくれるため、決して面倒なものではありません。気付かないうちにシロアリの被害が進行していることがあるため、できるだけ早めに実施しておくに越したことはありません。

大切なお住まいでシロアリの被害を拡大させないためにも、まずは早めに信頼できるシロアリ駆除業者を探し、調査の相談をしてみることをおすすめします。

 

なお、シロアリという生き物についてさらに理解を深めたい方向けに、次の記事でシロアリの生態や特徴、種類などを解説しています。ぜひご覧ください。

 

執筆・監修者

林 翔平

2012年株式会社セスコに入社。シロアリ駆除業務に従事し、延べ2,000件以上の床下調査を実施。アリプロのコラム記事全ての執筆および監修を担当。

【保有資格】
・日本しろあり対策協会「しろあり防除施工士」
・日本健康住宅協会「健康住宅アドバイザー」

 

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