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住宅に甚大な被害を与えるシロアリですが、発生する時期や、どのような環境で活動するのかが気になりますよね。
この記事では、この疑問にシロアリ駆除の専門家がお答えしていきます。
結論からいうと、「シロアリは季節を問わず1年中活動しています。」
6℃以下になるとシロアリは活動できなくなりますが、日本の床下で6℃以下になる事は極めて珍しいためです。
また、シロアリは羽アリとなって飛び立つ習性を持っていますが、シロアリの種類によって4月から10月にかけて羽アリが発生します。
上記の時期に室内で大量の羽アリを発見したら、自宅の床下にシロアリがいる可能性が高いので十分に注意して下さい。
本記事では、シロアリの発生する時期や活動する環境について詳しく解説していきます。
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シロアリが発生する時期
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シロアリは1年中活動していますが、基本的に人間の目に触れる事はありません。
シロアリは明るい場所や風のあたる場所を嫌うため、地中の中に巣を作って暮らしています。人間の日常生活の中でシロアリを見つける事は非常に珍しいです。
ただし、シロアリは決まった時期に羽アリとなって飛び立つ習性があります。この羽アリを見てシロアリの被害に初めて気付き、シロアリ駆除を申し込まれる方が大勢います。
羽アリになる時期
![シロアリの羽アリ群飛時期](https://aripro-sesco.com/cms/wp-content/uploads/2020/04/4月.png)
![シロアリの羽アリ群飛時期](https://aripro-sesco.com/cms/wp-content/uploads/2020/04/4月.png)
シロアリが羽アリになる時期は、種類によって異なります。次の通りです。
・ヤマトシロアリは4月~5月
・イエシロアリは6月~7月
・アメリカカンザイシロアリは6~10月
種類による違いが若干ありますが、いずれも春から夏の時期に羽アリは発生します。
この時期に家の中から大量に羽アリが発生したら、シロアリを疑いましょう。
なぜシロアリは羽アリになる?
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シロアリは一つの巣の中で出産を繰り返して数を増やしていきます。シロアリの数が多くなり過ぎて、巣が窮屈になると、一部のシロアリが新たな巣を作りに飛び立ちます。
シロアリが飛び立つ現象を群飛(ぐんぴ)と言い、一回の群飛で100~1,000匹以上の羽アリが飛び立つ事もあります。
シロアリが羽アリとなって繁殖を始める流れなど、シロアリの生態の全体像は次の記事で詳しく解説しています。
羽アリが出ていけばシロアリはいなくなる?
![羽アリの発生](https://aripro-sesco.com/cms/wp-content/uploads/2020/09/IMGP5528-min-1024x768.jpg)
![羽アリの発生](https://aripro-sesco.com/cms/wp-content/uploads/2020/09/IMGP5528-min-1024x768.jpg)
群飛が始まると2~3日に分かれて羽アリが発生しますが、その後はピタッと羽アリが出なくなります。
とはいえ、油断は禁物です。
羽アリが出なくなったからといって、床下からシロアリがいなくなったわけではありません。実は、1つの巣の中で羽アリになるのは全体の1%~3%に過ぎないと言われています。
つまり、残りの97~99%のシロアリはまだ床下に残っており、木材を食べ続けていることになります。
羽アリは数で見分けられる
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シロアリの羽アリは春から夏にかけて発生しますが、夏にはクロアリの羽アリも発生します。
しかし、クロアリの羽アリは大量に出る事はあまりありません。羽アリの数が数百匹以上と多ければシロアリ、それほど多くなければクロアリと見分ける事もできます。
ただし、クロアリの羽アリだとしても床下に何らかの異常をきたしている事があるので、床下の点検はおこなっておくようにしましょう。
シロアリとクロアリは身体の特徴などでも見分けることができます。次の記事で解説していますので、ぜひご覧ください。
シロアリそのものが見つかる場合も
![シロアリの被害を受けた畳](https://aripro-sesco.com/cms/wp-content/uploads/2020/04/IMGP1187-min-1024x768.jpg)
![シロアリの被害を受けた畳](https://aripro-sesco.com/cms/wp-content/uploads/2020/04/IMGP1187-min-1024x768.jpg)
室内を調べていくと、羽アリではなくシロアリそのものを見つけてしまう事もあります。
例えば、和室の畳が喰われていたり、押し入れの段ボールが喰われていたりするようなケースです。
こうした被害を発見しても殺虫剤を使うのは絶対にNGです!
シロアリを見つけたときの対処法は、次の記事で解説していますのでぜひご覧ください。
シロアリが活動する温度
シロアリが好きな温度って?
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シロアリは基本的に、湿気の多い場所や温かい場所を好みます。
植物や虫が活発に動き回れる温度を好適温度と言いますが、シロアリの好適温度はヤマトシロアリで12℃~30℃、イエシロアリの場合は30℃~35℃と言われています。
![シロアリの好適温度](https://aripro-sesco.com/cms/wp-content/uploads/2020/09/好適温度・・・シロアリが活発に動き回れる温度.jpg)
![シロアリの好適温度](https://aripro-sesco.com/cms/wp-content/uploads/2020/09/好適温度・・・シロアリが活発に動き回れる温度.jpg)
しかし好適温度はあくまでも活発に動ける温度なので、これより寒い環境でもシロアリは活動を続ける事ができます。
シロアリは何℃から活動できる?
次に植物や虫がギリギリ動くことができる温度のことを活動温度といいます。
シロアリの活動温度は、ヤマトシロアリは6℃、イエシロアリは10℃と言われています。
![シロアリの活動温度](https://aripro-sesco.com/cms/wp-content/uploads/2020/04/好適温度・・・シロアリが活発に動き回れる温度-1.jpg)
![シロアリの活動温度](https://aripro-sesco.com/cms/wp-content/uploads/2020/04/好適温度・・・シロアリが活発に動き回れる温度-1.jpg)
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日本の冬は6℃以下になるよね?じゃあ冬の間はシロアリは活動していないのかな?
確かに日本の冬の外気温は6℃以下になる日も多いですが、最近の住宅は気密性が高く、床下は高温多湿となっています。そのため、床下が6℃以下になる事はほとんどありません。
また、シロアリは自分達で作ったトンネル(蟻道)の中で生活をしているので、外の空気に触れる事もなく、外気温よりも暖かい環境に潜んでいます。
つまり、日本のシロアリは1年中活動する事ができ、特に気温の高い春から夏にかけて活発に活動しているという事になります。
次の記事では、シロアリの蟻道について詳しく解説していますので、ぜひご参考ください。
シロアリ・羽アリを見つけたら?
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シロアリは1年中活動していますので見つけたらすぐに駆除をするべきですが、決して慌ててはいけません。
自宅の周辺で羽アリを発見して急いで業者を呼んだけど、床下を確認したら被害は無かったというケースもあります。
慌てて行動すると悪徳業者の思うつぼになってしまいますので、しっかりと家の現状を把握したうえでシロアリ駆除を行うようにしましょう。
まずは床下調査を行おう
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お住まいに関して少しでも不安や気になる点があるなら、まずはシロアリ駆除業者に床下調査をしてもらうことをお勧めします。
床下の調査をおこなうなら、画像や動画などで床下の被害状況を見せてくれる業者がオススメです!
また、今まで定期的に床下を点検していなければ、シロアリだけではなく、水漏れや基礎のヒビ割れなども合わせて見てもらうようにしましょう。適切に対処すれば、将来的なシロアリ被害の発生を防ぐことができます。
また、次の記事ではシロアリの生態についてさらに深い解説を行っています。興味のある方はぜひご覧ください。
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【保有資格】
・日本しろあり対策協会「しろあり防除施工士」
・日本健康住宅協会「健康住宅アドバイザー」
シロアリが発生する時期は決まっているのかな?
シロアリは冬の間は活動しているの?