
シロアリを住宅やお庭で見つけたとき、慌ててパニックになってしまう方も大勢います。
間違った対処をするとシロアリの被害拡大に繋がる恐れもあるため落ち着いて正しい対処をする事が重要です。
この記事では、累計4.7万件以上のシロアリ駆除実績を持つアリプロが、シロアリを見つけた際の適切な対処法を解説します。ご自宅でシロアリや羽アリを発見された方は、ぜひ冷静になり、この記事の内容を参考にしてください。

・ 日本しろあり対策協会に加盟
・ しろあり防除施工士が必ず対応
・ 無料の床下調査、工事後5年間の毎年点検
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シロアリを屋内で見つけた時の応急処置


シロアリを住宅内で見つけた場合には慌ててしまいがちですが、まずは落ち着いて対処するように心掛けましょう。
住宅内でシロアリが見つかったからといってすぐに家が倒壊するような事態にはなりませんし、大抵のシロアリ被害はシロアリ駆除さえしてしまえば解決しますので安心して下さい。
住宅内でシロアリを見つけた場合は、まずは以下のように応急処置をおこないます。
殺虫剤は使用しない


住宅内で虫を見かけると反射的に殺虫剤を使いたくなる気持ちは分かりますが、シロアリに対して殺虫剤を使用するのは控えて下さい。
シロアリは一つの巣の中で数千匹から数万匹で活動をしており、殺虫剤だけで巣の根絶には至りません。
それどころか、殺虫剤を使用すると危険を察知した他のシロアリが別の場所から住宅内に侵入しようとするなど、被害拡大に繋がる恐れがあります。
まずは「シロアリに対して殺虫剤を使用しない」という事を覚えておきましょう。(すでに使用してしまった場合でも、すぐに被害拡大になるような事はありませんのでご安心ください)
シロアリを掃除機で吸い取る


シロアリは非常に弱い生き物です。掃除機で吸い上げるだけでも、その風圧によって短時間で死滅してしまいます。(掃除機の中で繁殖するようなことはありません)
そのため、目に見える場所でシロアリを見つけた場合には、まず掃除機で吸い上げてしまうようにしましょう。
ガムテープ等で捕獲する


掃除機が無い、使えない場所ではガムテープ等で貼り付けて捕獲してしまう方法でも構いません。
また明らかにシロアリが出てきている隙間などがあれば、同時に塞いでしまうようにしましょう。
ガムテープ等で捕獲した後は、捨てずにシロアリ駆除業者などに見せれば「本当にシロアリかどうか?」を示す重要な手掛かりとなるので保管しておいて下さい。
シロアリを屋外で見つけた時の応急処置


シロアリをお庭で見つけた場合には、発生源となっている物を処分するようにしましょう。
屋外でシロアリを見つける場合の多くは、庭の木や杭、廃材やゴミなどにシロアリが生息している事がほとんどです。廃材やゴミはすぐに処分し、庭の木や杭も必要が無ければ根っこから抜いてしまえば応急処置としては十分です。
シロアリを見つけた場合の二次対応


シロアリに対する応急処置が終わったら、その後の対応は築年数などに応じて変わります。
ここで注意しなければならないのは、目に見えるシロアリがいなくなったからといって安心しない事です。住宅でシロアリを見つけた場合にはほぼ確実に床下がシロアリ被害に遭っていますし、お庭でシロアリを見つけた場合もすでに住宅がシロアリ被害に遭っている可能性があります。
応急処置が終わったら、以下のような対処をおこないましょう。
築5年未満の場合


築5年未満の住宅にお住まいの場合、新築時に保証が付いている可能性が高いです。なかには10年保証を提供するハウスメーカーも存在します。
現在、建築基準法により新築時のシロアリ消毒が義務付けられており、この保証があれば、多くの場合、無償でシロアリ消毒を受けることができます。
築5年未満の住宅にお住いの場合は、住宅を建てた工務店やハウスメーカーに連絡し、対応を依頼しましょう。
シロアリ消毒実施から5年未満の住宅の場合


過去5年以内にシロアリ消毒を実施している場合、シロアリ駆除業者から保証が付いている可能性があります。
この場合、以前消毒を依頼した業者が無償または割引料金で再消毒を行ってくれることがありますので、相談してみましょう。(ただし、状況によっては保証が適用されない場合もありますので、事前に確認してください)
その他の状況の場合


住宅が築5年以上経過している、または過去5年以内にシロアリ消毒を行っていない場合、住宅はシロアリに対して無防備な状態になっている可能性があります。
ご自身でシロアリ駆除業者に連絡し、床下の調査やシロアリ駆除をおこなうようにしましょう。
シロアリ駆除業者の正しい選び方については、本記事内および以下の記事で解説していますので参考にして下さい。



・ 日本しろあり対策協会に加盟
・ しろあり防除施工士が必ず対応
・ 無料の床下調査、工事後5年間の毎年点検
賃貸物件の場合


お住まいが賃貸アパートや借家の場合、多くのケースでシロアリ駆除費用は大家の負担となります。
大家としてもそのまま放置しておくと家屋を痛めるなどの被害拡大につながってしまうので、早急に連絡を望んでいる場合が多いです。
シロアリを見つけた際は、速やかに大家や管理会社に連絡し、シロアリ駆除を検討してもらうよう依頼しましょう。
次の記事では、アパートなどでシロアリが発生した場合の対処法について詳しく解説していますのでぜひ参考にして下さい。
シロアリが発生してしまう原因
シロアリが発生してしまう原因として最も大きなものが「シロアリ消毒を実施していない」からです。現在のシロアリ駆除で使用する薬剤は効果が5年間持続するため、5年に1度のシロアリ消毒さえ実施していれば住宅をシロアリ被害から守る事ができます。
またシロアリが発生しやすい住宅の原因としては以下のようなものが挙げられます。
湿気が強い


シロアリは湿気や日陰を好む生き物です。住宅であれば特に床下を好み、床下から木材に被害を与え住宅内部まで被害を拡大させていきます。床下の湿気が強い状況だと、シロアリが発生してしまう大きな原因となります。
また床下がコンクリートの場合でも油断は禁物です。築年数が経過するとコンクリートにも隙間ができ、そこからシロアリは床下へと侵入してきます。
カビ・腐朽菌が発生している


木材が湿気を含むと、カビや腐朽菌(ふきゅうきん)が発生してしまいます。特に「白色腐朽菌」や「褐色腐朽菌」と呼ばれるものは、木材の強度を低下させるとともにシロアリをおびき寄せる成分を生成します。
こうしたカビや腐朽菌の放置も、シロアリが発生してしまう原因となります。
このようなシロアリが発生する原因と対策については以下の記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧下さい。
シロアリ被害の初期症状
住宅にシロアリ被害が発生すると、以下のような初期症状が現れることがあります。
床がきしむ、フカフカする
住宅の床下でシロアリ被害を受けると、床板を支える木材の強度が弱り床がきしんだりフカフカするような症状が見られます。


シロアリ被害ではなく単純な劣化の可能性もありますので、もし床がきしんだりフカフカするようなら一度床下点検をおこなうようにしましょう。
ドアや窓の建て付けが悪くなっている


ドアや窓が閉まりづらくなったり、スムーズに開閉できないようになったりすると、床下でシロアリ被害に遭っている可能性があります。こちらも床下を支える土台などが被害を受けると、普段の生活の中で現れる症状です。


このような症状が出た場合には、一度専門業者に床下を点検してもらうようにしましょう。
フンのようなものが落ちている


シロアリの中でも「アメリカカンザイシロアリ」という種類では、被害部の周辺に砂粒のようなフンを排出する事で有名です。


このような砂粒状の痕跡がある場合には、非常に危険なアメリカカンザイシロアリの被害を受けている可能性がありますので、早急にシロアリ駆除業者に調査を依頼しましょう。
またこの他の初期症状を詳しくまとめた記事が以下になります。あわせてご覧下さい。



・ 日本しろあり対策協会に加盟
・ しろあり防除施工士が必ず対応
・ 無料の床下調査、工事後5年間の毎年点検
シロアリ駆除の費用相場
「一般財団法人経済調査会」によると、全国のシロアリ駆除業者の平均価格は1㎡あたり3,250円と発表されています。
住宅の広さによって、この価格は以下のように変動します。
床下の面積 | 費用 |
15坪(49.5㎡) | 160,875円 |
20坪(66.0㎡) | 214,500円 |
25坪(82.5㎡) | 268,125円 |
30坪(99.0㎡) | 321,750円 |
35坪(115.5㎡) | 375,375円 |
40坪(132.0㎡) | 429,000円 |
一方で、シロアリ駆除業者の中には、この平均価格よりもはるかに安い料金で施工を行うところもあります。費用の違いには、業者の規模や運営形態、中間マージンの有無などが影響しています。
こうした複雑なシロアリ駆除費用の相場については、以下の記事で詳しく解説していますのでぜひご覧ください。
シロアリ駆除業者の選び方
ここでは、優良なシロアリ駆除業者の選び方について解説します。これからシロアリ駆除を検討される方は、以下のポイントに注意して業者を選びましょう。
日本しろあり対策協会に加盟している


「日本しろあり対策協会」は、シロアリ駆除の分野で最も信頼される団体の一つで、50年以上の歴史を持ちます。シロアリ対策や技術の向上、薬剤の認定などを行い、業界を支えています。
特に注目すべき点は、この協会が定める施工基準です。協会に加盟している会社は、この基準に基づいた信頼性の高いシロアリ駆除工事を行います。
一方で、協会に加盟していない個人業者も増えています。業者の信頼性を判断する際は、まず加盟状況を確認することをおすすめします。
しろあり防除施工士が対応してくれる


シロアリ駆除の世界には、シロアリの生態や被害、住宅構造などに精通した証である「しろあり防除施工士」という資格が存在します。こちらははじめの章で紹介した「日本しろあり対策協会」が発行するもので、毎年資格試験がおこなわれています。
シロアリ駆除業者を選ぶ際には、この「しろあり防除施工士」の有資格者が実際に調査や工事をおこなってくれるのかを確認するようにしましょう。
注意したいのが代表者や責任者のみがこの資格を持っており、現場レベルの人間は資格を持っていない事があります。そうではなく実際にあなたの家の調査に来る、工事をしてくれるスタッフが「しろあり防除施工士」の有資格者なのかを確認するようにしましょう。
保証内容が充実しているか


業者によって、保証内容や定期点検の回数は異なります。契約前に、保証条件を詳しく確認することが重要です。特に、保証期間内に無料点検や再施工対応が含まれているかを確認してください。
このようなシロアリ駆除業者の正しい選び方については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。ぜひ合わせてご覧下さい。
すぐにシロアリ駆除業者に調査を依頼しよう


どのような住まいであっても、シロアリや羽アリを見つけたら、速やかにシロアリ駆除業者に相談しましょう。
シロアリ駆除業者に調査を依頼すれば、住宅内や床下にシロアリ被害があるかどうかを確認できます。
なお、床下調査を行う際は、キッチンや洗面所にある収納庫や点検口から入ることが一般的です。収納庫に物が入っている場合は、事前に片づけておくことをおすすめします。詳細については、次の記事で解説しています。
また、シロアリの調査については、以下の記事でさらに詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
シロアリを見つけたらアリプロへ



アリプロは、創業35年以上の歴史を持つシロアリ駆除会社です。東京・千葉・埼玉・茨城に密着し、施工実績4.7万件を突破しました。
アリプロは日本しろあり対策協会に加盟しており、調査や工事を行うスタッフは全員「しろあり防除施工士」の資格を保有しています。床下調査の際には、床下の状況をデジカメで撮影し、お客様にわかりやすくご報告します。
さらに、工事後の定期点検(5年間)や1,000万円の修復保証など、充実したアフターサービスを提供。独自の水害保証も完備しており、万が一のトラブルにも安心です。
お電話は平日および土曜日の8:30~17:30、メールは365日24時間受け付けております。ぜひお気軽にお問い合わせください。
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【保有資格】
・日本しろあり対策協会「しろあり防除施工士」
・日本健康住宅協会「健康住宅アドバイザー」