床下への入口ってどこなんだろう?
うちには点検口がないみたいだけど床下に入れるのかな?
シロアリ駆除や漏水などで床下への入り方が分からないと困ってしまいますよね。
そんな疑問にシロアリ駆除業者のアリプロがお答えします!
この記事を読めば
・床下への入り方
・点検口が無い場合の床下への入り方
以上について知る事ができますので、ぜひ参考にして下さい。
床下への入り方(点検口)
多くの住宅で床下に入る方法といえば点検口(収納庫)からになります。
基本的にキッチンか洗面所に付いている事が多く、フタを外すとそのまま中に入れるようになっているか、収納庫といって中に物を入れられるようになっており、外すと中に入れるようになっているかの2パターンあります。


画像のように中に収納庫があっても、中身を取り出せば簡単に床下に入る事ができます。

また一部の住宅ではクローゼットや階段下などにこの点検口が設置されている場合もあります。設置されていれば床下に入るもっとも手軽な方法になりますので、一度自分の家のどこに点検口が設置されているか確認してみましょう。
外の換気口から入れるパターン
一部のハウスメーカーで建てられた住宅では、外の通風口から床下に入れるケースもあります。
通常の通風口よりも大きめに作られており、外側から枠を取り外せるようになっている事があります。



このようになっていると家の中に入ることなく床下点検をおこなえるので、シロアリ駆除や漏水確認などをしても家の中が汚れる心配がありません。
和室の畳下を開口するパターン
家の中に点検口がなく、外の通風口からも侵入が難しい場合には1階にある和室の畳下の板を切って床下に入る事もあります。(1階に和室がないとこの方法では入れません)
和室の畳を上げると、下地材と呼ばれる木の板があります。


この下地材をよく見ると等間隔で黒い点のようなものがありますがこれは釘です。この釘の真下には根太(ねだ)と呼ばれる下地材を支える木材が入っており、この根太が入っている箇所を切る事によって、開口したあとでもフタの落下を防いでくれます。


こうする事により切ったあとの板も、下に落下することなく根太に支えられてフタのようになります。

この作業をおこなうと
・切った場所の上にのるとフカフカしない?
・隙間から虫が上がってきたりしない?
とお客様から聞かれる事がありますが、上記のような事は起こりませんのでご安心下さい。
下地材を切るのは丸ノコやマルチソーなどのホームセンターで売っている工具でおこなえますが、DIY初心者の方がご自身でおこなうのは大変危険なのでおすすめしません。
点検口を取り付ける
ここまでに紹介した点検口がなく、外の通風口からも入れず、1階に和室も無い場合には、初めに紹介した点検口を後付けする必要があります。
ちなみにここまでに紹介した方法ならほとんどのシロアリ駆除業者は無料でおこなってくれますが、この新たに点検口を設置する場合には別途料金が掛かります。(約3万~5万円前後)

ある程度は好きな場所に設置できますが、定期的に床下の点検をおこなう事を考えると
・なるべく家の目立たない場所
・点検口の上に家具を置く必要がない
・給水管や排水管の真上を避ける
上記3つの条件を満たした場所に取り付けるのがオススメです。
なお、点検口の設置にかかる費用については、次の記事でも解説しています。あわせてご覧ください。
関連記事:シロアリ駆除の費用の相場は? 主要26社の費用相場と費用を抑えるコツ【2023年最新版】
まとめ
ここまで床下に入る方法を4パターン紹介させていただきました。
床下に入る際は多くの場合にトラブルが起きた時です。有事の際に慌てることがないよう、自分の家の場合の床下に入る方法を確認しておきましょう。
また、シロアリ調査などで業者に床下に入ってもらう場合には、どうやって床下の状況を見せてくれるか?にも注意して下さい。多くの業者では床下を写真で撮って見せてくれますが、中には口頭の説明だけで“本当かどうか分からない”といった業者も存在しますので注意が必要です。