【画像で解説】ヤマトシロアリの特徴と発生時期!4~5月は要注意!

シロアリ

2023/08/31

あなた

・ヤマトシロアリってどんな見た目をしているの?

・特徴とか発生時期は決まっているのかな?

シロアリの中でも特に被害件数の多いヤマトシロアリですが、どんな見た目をしていてどんな特徴があるのでしょうか?

上記の疑問にシロアリ駆除会社アリプロの専門家がお答えします!

結論から言うと、ヤマトシロアリは床下などの湿気を好むシロアリで毎年4月の終わりから5月初旬にかけて羽アリとなって飛び立ちます。

一度に数百匹以上の群れとなって飛び立つので、上記の時期に羽アリの大群を見たらまずヤマトシロアリだと思って間違いありません。

※詳しい生態やヤマトシロアリの画像は記事内に掲載しています。虫が苦手な方の閲覧はご注意ください。

ヤマトシロアリとは?

ヤマトシロアリ
ヤマトシロアリ

ヤマトシロアリとは日本のほぼ全域に生息するシロアリの一種で、別名チャノキシロアリとも呼ばれています。

羽アリ群飛時期

特徴として毎年4月~5月に羽アリとなって飛び立つため、この時期に大量の羽アリを見かけたらまずヤマトシロアリの被害があると思って間違いありません。

ヤマトシロアリの被害の傾向

ヤマトシロアリの被害
ヤマトシロアリの被害を受けた床下の木材

ヤマトシロアリは水を運ぶ能力が無いと言われており、乾燥した木材はほとんど食べません。

そのかわり湿った材木が大好きで、家屋の中でも特に床下を中心に食べ進めます。

住宅の屋根の方まで被害が及ぶことはありませんが、雨漏りや水漏れがあるとその限りではなく住宅全体に被害が及ぶ可能性があります。

ヤマトシロアリの蟻道(ぎどう)
ヤマトシロアリの蟻道(ぎどう)

ヤマトシロアリは自然の風や光を嫌うので、自分たちでトンネルを作りながら進んでいきます。

このヤマトシロアリが作るトンネルは蟻道(ぎどう)と呼ばれ、住宅に被害がある場合は床下にこの蟻道が作られている事がほとんどです。

ヤマトシロアリの階層

同じ巣の中に生息するヤマトシロアリでも、4つの種類(階層)に分かれています。

働きアリ(職蟻)

働きアリ
ヤマトシロアリの働きアリ

巣の中のおよそ95%を占めるのが働きアリです。

一般的にシロアリと言われると、この働きアリの姿を想像される事が多くエサを集めたり巣を作っていく事が主な役割です。

兵隊アリ(兵蟻)

兵隊アリ
ヤマトシロアリの兵隊アリ

巣の中のおよそ2%~3%がこの兵隊アリになります。

頭部が大きく発達しており茶色がかっています。また頭部をよく見るとハサミのようになっており、主に外敵から身を守る役割を担っています。

羽アリ(有翅虫)

羽アリ(有翅虫)
ヤマトシロアリの羽アリ(有翅虫)

4月~5月の時期に巣の中の2%~3%がこの羽アリとなり飛び立ちます。

体の色も羽も黒色なので黒アリの羽アリと間違われる事も多いですが、これは紫外線から身を守るためにメラニン色素を含んでいるからです。

ヤマトシロアリは一つの巣の中に数万匹で生活しているので、2%といってもかなり大量の羽アリが飛び立ちます。

女王アリ

女王アリ
ヤマトシロアリの女王アリ

女王アリはシロアリというよりも芋虫に似たような姿をしています。

シロアリの卵を次々と生んでいきますが、基本的には巣の中にこもっているので人間の目につくことはありません。

我々シロアリ駆除会社でも、シロアリの女王を目にすることが非常に珍しいです。

ヤマトシロアリの活動時期

床下で活動するシロアリ
床下で活動するヤマトシロアリ

ヤマトシロアリは基本的に暖かい気候を好みますが、最低でも6℃あれば活動をおこなえます。

現在の住宅の床下は気密性も高く6℃以下になることは少ないので、ヤマトシロアリは1年中活動をしているといえます。

羽アリの群飛
ヤマトシロアリの羽アリの群飛①

また、決まって4月~5月に巣の中の一部のヤマトシロアリが羽アリとなって飛び立ちます。

これは巣の中の個体が多くなりなりすぎると発生するもので、羽アリとなったヤマトシロアリはその後すぐに羽を落として雄雌で交尾をおこないます。

湿った土中などで一時的な巣を作り、やがて産卵から新たなシロアリの巣を形成していきます。

これらの羽アリになって飛び立つ様子を群飛(ぐんぴ)と言います。

群飛のあとはいなくなる?

ヤマトシロアリの羽アリの群飛②

ヤマトシロアリが羽アリとなって飛び立つのは、巣の中の2%~3%だけです。

つまり大量の羽アリが飛び立ったとしても、残りの97%~98%のヤマトシロアリはこれまで通りに活動を続けています。

羽アリがたくさん出たから家の中からはシロアリがいなくなったの?と質問を受けますが大きな間違いで、97%~98%のシロアリはそのまま住宅の木材を食べ続けています。

ヤマトシロアリの拠点

材木に潜むヤマトシロアリ
材木の内部に潜むヤマトシロアリ

ヤマトシロアリは特定の巣を持たず、自分たちが食べている材木の中を巣にして生活しています。

つまり、材木を食べ終われば新たな材木を探して引っ越しを繰り返しながら移動していきます。

近所でシロアリ被害があると危険とされていますが、しっかりと床下の駆除・予防をおこなっていればシロアリが移ってしまう心配はありません。

ヤマトシロアリの被害画像

コンクリートに作られた蟻道(ぎどう)
コンクリートに作られた蟻道(ぎどう)
地面から床にまで達する蟻道(ぎどう)
地面から床にまで達する蟻道(ぎどう)

ヤマトシロアリは上記写真のように蟻道を作りながら木材に侵入していきます。

床下の調査をおこなう際には、まずこの蟻道が無いかどうかをチェックするのが発見への近道です。

住宅内部に侵入したシロアリ
ヤマトシロアリによる住宅内部の被害
シロアリに食害された畳
ヤマトシロアリに食害された畳

また、ヤマトシロアリは床下の木材だけでなく住宅内部の柱や畳まで食害していきます。

ここまでの被害になると、シロアリ駆除とは別に、柱の修復や畳の交換などが必要となってしまいます。

ヤマトシロアリのまとめ

ヤマトシロアリは湿気を好み、4月~5月に羽アリとなって大量に飛び立ちます。

もしも4月~5月に羽アリを見かけたらこのヤマトシロアリの可能性が高いので、すぐに専門業者に床下を点検をおこなってもらいましょう。

アリプロでは千葉・東京・埼玉エリアで㎡2,300円からシロアリ駆除を承っております。

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