
「自分が住んでいる賃貸アパート」や「自分が管理しているアパート物件」にシロアリが発生した場合、その駆除費用は誰が負担するのでしょうか?
この記事では、アパートでシロアリが発生した際の「シロアリ駆除費用の負担」や「戸建て住宅とアパートにおけるシロアリ駆除作業の違い」について、累計4.7万件以上の施工実績を誇るシロアリ駆除会社アリプロの専門家が詳しく解説します。
アパートに住んでいる方やアパートを所有している方で、シロアリ被害にお困りの方は、ぜひ参考にしてください。

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シロアリはアパートにも発生する?


シロアリが発生するのは戸建て住宅、というイメージを持っている方も多いかもしれませんが、アパートでもシロアリ被害は発生します。
シロアリは木材を好む生き物で、住宅に使用されている木材を餌や巣として利用するために食害します。
特に戸建て住宅では、床下に木材が使用されていることが多く、そのためシロアリ被害が多数確認されています。一方で、アパートでも床下空間がある場合は木材が使用されている可能性が高く、そこからシロアリ被害が発生する恐れがあります。
さらに、「鉄骨造り」のように床下に木材が少ない構造のアパートであっても、シロアリ被害は起こり得ます。シロアリは基礎部分に「蟻道」というトンネルのような構造を作り、そこからフローリングなどの床材や壁材に到達して被害を及ぼすケースがあるからです。


戸建て住宅とアパートのどちらの場合でも、シロアリに対するリスクは変わらないことを覚えておきましょう。
なお、シロアリが作る「蟻道」については、以下の記事で詳しく解説しています。
アパートのシロアリ駆除費用は誰が負担する?


結論から申し上げると、アパートでシロアリが発生し駆除を行う場合、その費用はほとんどのケースでアパートの所有者(大家さん)が負担します。
ただし、入居時の契約書に「シロアリ駆除の費用負担について」などの記載があれば、話が変わってくる場合があります。しかし、契約書にこのような記載があるケースは非常に稀です。
一方で、以下のように「明らかに入居者側に責任がある」と判断される場合には、この限りではありません。
水漏れや漏水を放置していた場合


シロアリは湿気を好むため、アパートで水漏れや漏水が発生している場合、シロアリ被害が発生しやすくなります。
そのため、入居者が原因で水漏れや漏水を引き起こし、それを放置していた場合には、シロアリ被害の責任が入居者側にもあると判断される可能性があります。
このような場合、入居者がシロアリ駆除費用の全額、または一部を負担することになる場合があります。
廃材や不用品などを放置していた場合


住宅内や敷地内の空き地などに木材やダンボールなどの紙製品を放置していると、それがシロアリの格好のターゲットになります。
入居者がそのようなゴミを放置し、その結果シロアリが発生した場合、入居者の管理責任が問われる可能性があります。この場合、シロアリ駆除にかかる費用を入居者が負担しなければならない可能性もあります。
以上のように、入居者の管理不足によってシロアリ被害が発生した場合、入居者が費用を負担する可能性もあります。
しかし、事実として、これまでにアリプロがシロアリ駆除を行ったアパートでは、「入居者側が費用を負担した」ケースは一度もありませんでした。



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アパートでシロアリを発見したらどうすべき?


賃貸アパートでシロアリを発見するのは、物件の所有者や管理者よりも、毎日その部屋で過ごしている入居者である可能性が高いです。
しかし、入居者が自分でシロアリ駆除業者を呼び、契約などに至ると、後々トラブルに発展する危険性があります。
もし賃貸アパートに住んでいてシロアリを発見した場合、まずは物件の所有者(大家さんなど)に知らせることが最優先です。
シロアリは放置すると被害が拡大してしまうため、なるべく早めに知らせることが、所有者にとっても大きなメリットとなります。
また、室内でシロアリや羽アリを見つけた際は、殺虫スプレーなどの使用は控えましょう。シロアリが危険を察知して散らばり、被害がさらに拡大する恐れがあるためです。シロアリを発見した際の具体的な対処法については、以下の記事をご参照ください。



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アパートの床下への入り方は?


戸建て住宅と同様に、アパートでシロアリ駆除を行う場合も床下に入る必要があります。
ただし、アパートの厄介な点は、建物の構造によって床下への入り方が多岐にわたることです。
例えば、1階に4部屋あるアパートの場合、床下の空間が部屋ごとに基礎で区切られていなければ、床下への入口は1ヵ所で済みます。この場合、1階のどこかにある床下点検口から床下に入り、シロアリ駆除の工事を行えます。
一方で、床下が部屋ごとに区切られている場合は、4部屋すべてに床下点検口が必要です。すべての部屋に点検口が設置されていれば問題ありませんが、1部屋しかない場合は、残りの3部屋に新たに床下点検口を設置する必要があります。
このように、アパートでは「床下の構造」と「部屋ごとの床下点検口の有無」によって工事の流れが大きく変わるため、注意が必要です。
床下への入り方について、さらに詳しくは以下の記事をご覧ください。
アパートのシロアリ駆除作業はどのようなもの?


賃貸アパートでのシロアリ駆除作業は、基本的な床下作業については戸建て住宅と変わりません。
しかし、玄関や浴室などで行う土間処理(スラブ処理)に関しては、1階の部屋数によって作業量が増えるため、戸建て住宅よりも費用が割高になるケースがほとんどです。
シロアリは床下の木材だけでなく、湿気の多い玄関や浴室付近の木部も好んで食害します。そのため、玄関や浴室では通常の床下処理に加え、タイルの目地などに穴をあけて行う「土間処理」を実施し、一帯を防御する必要があります。


戸建て住宅の場合、玄関と浴室の2ヵ所で済む作業も、例えば1階に4部屋あるアパートでは、それぞれの部屋ごとに玄関と浴室の処理を行うため、合計8ヵ所の工事が必要になります。
さらに、一般的な戸建て住宅でも、玄関や浴室の土間処理は別途料金として追加されることが多いです。部屋数が多いアパートでは、土間処理が増える分、追加料金がさらに高額になる可能性があります。
そのため、アパートでのシロアリ駆除費用は、戸建て住宅と比較して割高になりやすいことを覚えておきましょう。
当サイトのアリプロは、戸建て住宅については基本料金内で土間処理を行います。アパートなどで土間処理の数が増える場合には改めて見積もりを行わせて頂いております。



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アパートでシロアリ駆除作業を行う際の注意点


アパートでシロアリ駆除作業を行う際に注意しなければならないのは、1階の入居者に協力をお願いする必要がある点です。
複数の部屋から床下に入る必要がある場合や、各部屋の玄関や浴室で土間処理を行う場合には、該当する部屋の入居者全員が立ち会う必要があります。
そのため、あらかじめ予定を聞き、工事日を調整する必要があり、手間のかかる作業となります。大規模なアパートでは、工事日を2日に分けて実施することもあります。
ここまで読んで、「シロアリが発生した部屋だけで駆除工事を行えばよいのでは?」と思う方もいるかもしれません。
しかし、シロアリが1つの部屋で発生している場合、すでに建物全体にシロアリが侵入し、食害を進めている可能性があります。一部の部屋だけを工事しても、危険を察知したシロアリが他の部屋に移動し、被害が拡大する恐れがあります。そのため、シロアリ駆除工事は建物全体を対象に行わなければなりません。
このように、賃貸アパートでのシロアリ駆除作業では、入居者の協力が必要となることが多いため、あらかじめ注意して計画を立てましょう。
アパートのシロアリ被害を放置するとどうなる?


アパートでシロアリ被害を放置すると、建物の価値が下がり、売却時に損失を被る可能性があります。
特に、建物内でシロアリ被害が進行している場合、4月から10月の間に大量の羽アリが室内に発生することがあり、入居者からのクレームに繋がるリスクが高まります。
また、シロアリによって食害された床材や壁材を張り替えたとしても、地中深くに巣を作るシロアリが残っている限り、再び被害が発生する可能性があります。このような場合、維持管理のコストがさらに膨らむ原因となります。
このように、賃貸アパートでシロアリ被害を放置することには何のメリットもありません。被害を確認した場合は、速やかに専門業者に依頼して対処するようにしましょう。
アパートのシロアリ駆除はアリプロへ



アリプロは、創業35年以上の歴史を持つシロアリ駆除会社です。東京・千葉・埼玉・茨城に密着し、施工実績4.7万件を突破しました。
アリプロは日本しろあり対策協会に加盟しており、調査や工事を行うスタッフは全員「しろあり防除施工士」の資格を保有しています。床下調査の際には、床下の状況をデジカメで撮影し、お客様にわかりやすくご報告します。
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【保有資格】
・日本しろあり対策協会「しろあり防除施工士」
・日本健康住宅協会「健康住宅アドバイザー」