シロアリ駆除において最適(効果的)な時期というものはありません。
現在シロアリ被害の無い「予防」の段階であったとしても、前回のシロアリ被害から5年以上経過しているようであれば早めにシロアリ消毒をおこなっておくべきです。
また現在シロアリ被害や羽アリが発生しているようなら、どんな時期であろうと早急にシロアリ駆除を実施するべきです。
参考までに、以下のデータが私たちアリプロ(株式会社セスコ)で実施したシロアリ駆除件数の月毎のデータです。
2022年 | 件数 |
---|---|
1月 | 50件 |
2月 | 47件 |
3月 | 47件 |
4月 | 69件 |
5月 | 85件 |
6月 | 75件 |
7月 | 89件 |
8月 | 74件 |
9月 | 76件 |
10月 | 75件 |
11月 | 71件 |
12月 | 70件 |
2023年 | 件数 |
---|---|
1月 | 53件 |
2月 | 46件 |
3月 | 45件 |
4月 | 66件 |
5月 | 89件 |
6月 | 88件 |
7月 | 92件 |
8月 | 52件 |
9月 | 70件 |
10月 | 69件 |
11月 | 78件 |
12月 | 63件 |
このように、1年を通してそこまでの大きな変化はなくシロアリ駆除を実施している事が分かります。
この記事では、シロアリ駆除業者アリプロが「シロアリ駆除に最適な時期は無い理由」について詳しく解説いたします。
アリプロはシロアリ駆除の専門資格である「しろあり防除施工士」が必ず対応いたします。調査・お見積もりは無料ですのでお気軽にお問い合わせ下さい。
・ 日本しろあり対策協会に加盟
・ しろあり防除施工士が必ず対応
・ 無料の床下調査、工事後5年間の毎年点検
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シロアリ駆除に時期は関係ない理由
シロアリ駆除において最適(効果的)な時期が無い理由としては大きく3つあり、シロアリの生態や薬剤の効果が密接に関係しています。
その理由について一つずつ解説いたします。
シロアリの活動時期
シロアリは基本的に暖かい場所や湿気のある場所を好みますが、冬の間でも冬眠などはせず、活動を続けています。
シロアリが最低限活動できる気温はヤマトシロアリで6℃、イエシロアリで10℃と言われていますが、シロアリは土の中や木の中に巣を作り、なるべく外気の影響を受けないようにします。また近年の住宅は断熱性能も上がっており、床下では真冬の時期であってもシロアリ被害は進行します。
こうした理由から、たとえ冬の時期にシロアリ駆除をおこなっても無駄になるという事はなく、1年を通してシロアリ駆除は有効といえます。
シロアリの発生時期については以下の記事でも詳しく解説しています。
シロアリ駆除の薬剤効果
「シロアリが活発な時期じゃないと巣ごと全滅できないのでは?」と心配される方もいらっしゃいます。
シロアリ駆除で使用される薬剤は多くが「遅効性」となっており、薬剤に触れたシロアリが他のシロアリと触れ合ったり巣に帰る事によって他のシロアリへの効果を及ぼします。
そのためシロアリ駆除を行う際は、目に見えるシロアリにさえ薬剤を吹き付けられれば巣まで持ち帰り一定の効果をもたらします。また仮に巣が全滅できなかったとしても、床下の土壌面に薬剤を散布する事で5年間は効果が発揮されシロアリが侵入してくる事はありません。
私たちアリプロで使用されている薬剤について詳しくは以下の記事で解説しています。
シロアリ駆除の効果期間
シロアリ駆除の薬剤効果は5年間持続します。厳密にはシロアリ駆除を実施した直後からゆるやかに効果は減少していきますが、シロアリが再度侵入しないと保証されるのが5年間となります。
つまり前回のシロアリ駆除から5年以上経過している場合には一定の薬剤効果は残っているものの、確実にシロアリが入らないとはいえない状況のため、早めにシロアリ駆除を再実施する事が望ましいといえます。
上記の理由から多くのシロアリ駆除業者では保証期間を5年間に設定しています。シロアリ駆除の保証内容などに関しては以下の記事で詳しく解説していますので合わせてご覧ください。
シロアリ駆除が多い時期
シロアリ駆除に最適(効果的)な時期は無い事が分かりましたが、1年を通してシロアリ駆除の依頼が多くなる時期があります。
それはシロアリが羽アリとなって姿を現す4月~7月頃にかけてです。
この時期になるとシロアリ被害に遭っている住宅では羽アリが大量発生する事があり、この羽アリを見て自宅がシロアリ被害に遭っている事が分かり駆除を申し込まれる方が大勢いらっしゃいます。
羽アリが発生するタイミングはシロアリの種類によって異なりますが、ほとんどが春から夏にかけての時期に発生します。
毎年この時期になるとシロアリ駆除業者には依頼が殺到し、1年で最も忙しい時期となります。またこの時期にはシロアリ駆除を実施している会社のCMが流れたり、WEB広告なども盛んに行われるため、この時期がシロアリ駆除に適した時期だと勘違いされている方もいらっしゃいます。
【参考】実際のシロアリ駆除業者の月別施工実績件数
ここで関東エリアにてシロアリ駆除をおこなっている私たちアリプロの月別施工実績件数を紹介いたします。
2022年 | 件数 |
---|---|
1月 | 50件 |
2月 | 47件 |
3月 | 47件 |
4月 | 69件 |
5月 | 85件 |
6月 | 75件 |
7月 | 89件 |
8月 | 74件 |
9月 | 76件 |
10月 | 75件 |
11月 | 71件 |
12月 | 70件 |
2023年 | 件数 |
---|---|
1月 | 53件 |
2月 | 46件 |
3月 | 45件 |
4月 | 66件 |
5月 | 89件 |
6月 | 88件 |
7月 | 92件 |
8月 | 52件 |
9月 | 70件 |
10月 | 69件 |
11月 | 78件 |
12月 | 63件 |
先述した通り、羽アリが発生する4月から7月頃にかけて増加傾向にあるものの、1年を通して安定したシロアリ駆除件数である事が分かります。
上記を見てもシロアリ駆除に最適(効果的)な時期は無いという事がある程度分かるのではないでしょうか。
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シロアリ駆除が必要のない家
ここまでにシロアリ駆除で使用する薬剤効果は5年間と説明いたしました。現在の建築基準法では新築にも防蟻処理(シロアリ消毒)を実施する事が定められていますので、新築時より5年未満の住宅ではシロアリ駆除は不要となります。
また過去5年以内にシロアリ駆除を実施している場合にもシロアリ駆除は不要といえます。
よくある勘違いとして「住宅の床下がコンクリートならシロアリが入らないから不要なのでは?」と仰る方もいますが、シロアリはコンクリートの隙間などから侵入し住宅に被害を及ぼします。
こうしたシロアリ駆除が必要の無い住宅、またシロアリ駆除を行う事で得られる意外なメリットについて以下の記事で詳しく解説していますので参考にして下さい。
すぐにシロアリ駆除を検討したいとき
ここまでの内容でシロアリ駆除に時期は関係ない事が分かりましたが、シロアリ被害を見つけた場合には早急な対処が必要です。
ここからはシロアリ被害が起きた場合に見られる初期症状について解説いたします。
蟻道を見つけた
シロアリは日光や風を嫌うため、木材などに被害を及ぼす際には「蟻道」と呼ばれるトンネルのようなものを作ります。この蟻道を発見したら、高確率でシロアリ被害に遭っているといえます。
こうした蟻道のようなものを発見した場合には、すぐにシロアリ駆除業者に調査を依頼するようにしましょう。
蟻道について詳しく知りたいことは以下の記事も参考にして下さい。
床や畳がきしむ、フカフカする
床や畳がきしんだりフカフカする場所があれば、床板などを支える木材がシロアリ被害に遭っている可能性があります。
築年数が経過するとシロアリ被害に遭っていなくても上記のような症状が出てしまう事がありますが、もしシロアリ被害であればさらに住宅の強度が下がってしまう可能性があるので、早めに床下点検などを実施するようにしましょう。
フンのようなものが落ちている
シロアリの中でも外来種である「アメリカカンザイシロアリ」は、被害を及ぼしている木材の周辺に砂粒状のフンを排出します。
もしも住宅内でこうしたフンのようなものが見つかった場合には「アメリカカンザイシロアリ」の被害が疑われるため、シロアリ駆除業者に調査を依頼しましょう。
その他、シロアリ被害に遭っている際によくみられる初期症状については以下の記事で詳しく解説していますので合わせてご覧下さい。
・ 日本しろあり対策協会に加盟
・ しろあり防除施工士が必ず対応
・ 無料の床下調査、工事後5年間の毎年点検
工事を急がせる業者は要注意
シロアリ被害を発見した場合には早急にシロアリ駆除を行った方が良いと説明しましたが、少しの間シロアリ被害を放置したからといってすぐに住宅が倒壊するような事にはなりません。
シロアリ駆除業者の中には「すぐに工事をしないと大変な事になる」などと言って工事を急がせる業者もいますが、落ち着いてしっかりと比較・検討をおこなうようにしましょう。
このような悪徳業者の特徴については以下の記事で解説していますので、参考にして下さい。
シロアリ駆除の費用相場
最後に、シロアリ駆除を実施した場合の費用相場について参考となるデータを紹介いたします。
ネット上に料金掲載のある主要26社の平均単価を調べたところ、1㎡あたり1,693円である事が分かりました。
しかしこの金額はあくまでも最低価格となっており、経済調査会が発表したデータによると全国のシロアリ駆除業者の相場は1㎡あたり3,250円という発表がされています。
なぜこんなにも価格差があるのか?これはシロアリ駆除業者によって追加料金が発生したり中間マージンが取られる構造になっている事が影響しています。
こうしたシロアリ駆除における料金相場や中間マージンなどの仕組みについては以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ合わせてご覧下さい。
シロアリ駆除ならアリプロへ!
アリプロは、創業35年以上の歴史を持つシロアリ駆除会社です。東京・千葉・埼玉・茨城に密着し、施工実績4.7万件を突破しました。
アリプロは日本しろあり対策協会に加盟しており、調査や工事を行うスタッフは全員「しろあり防除施工士」の資格を保有しています。床下調査の際には、床下の状況をデジカメで撮影し、お客様にわかりやすくご報告します。
さらに、工事後の定期点検(5年間)や1,000万円の修復保証など、充実したアフターサービスを提供。独自の水害保証も完備しており、万が一のトラブルにも安心です。
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・日本しろあり対策協会「しろあり防除施工士」
・日本健康住宅協会「健康住宅アドバイザー」