シロアリ駆除をおこなうにあたって、せっかくなら最適な時期に工事をおこないたいですよね。
そんな疑問にシロアリ駆除業者アリプロがお答えします!

結論からいうと、シロアリ駆除に適した時期というものは存在しません。
シロアリは冬の間でも活動を続けているので、シロアリ被害の兆候があればなるべく早めに駆除をおこなう事が重要です。また被害に遭う前の予防についても同様に、前回のシロアリ駆除・予防から5年以上経過しているようであれば早めに施工をおこなっておく事をオススメします。
ここからはアリプロが実際におこなった施工事例を交えつつ、シロアリ駆除に適した時期、シロアリ被害の兆候についてや実際の月別施工実績について解説していきます!
目次
シロアリ駆除に時期は関係ない
シロアリ駆除に最適な時期

普段わたしたちがよく目にする黒い姿をしたクロアリは、夏ごろに非常に活発になり冬には冬眠をする習性があります。
しかしシロアリの場合は冬眠をする事はありません。
そのため冬のあいだでも地面の中で生活をしており、住宅の床下に侵入したシロアリは1年中床下の木部を食べ続けています。
このことから、もしもシロアリの兆候を発見した場合には活動が活発になる夏まで待つのではなく、発見次第すぐに駆除をする事が重要となります。
またシロアリは5月~6月にかけて羽アリになる習性を持っており、この時期に室内で羽アリをみかけて初めて自分の家がシロアリ被害に遭っているという事に気付かれる方が大勢います。
このシロアリの習性から、私たちシロアリ駆除業者に最もシロアリ駆除のご依頼が発生するのは5月~6月にかけてです。この時期はどんなシロアリ駆除業者にとっても、最も忙しい時期といえます。
シロアリ予防に最適な時期

現在シロアリによる被害がなく、予防のためにシロアリ対策の施工を検討されている場合でも時期を考える必要はありません。
通常シロアリ駆除の薬剤効果は5年間有効となっているので、前回の駆除を5年以内におこなっている場合には5年経過してからおこなった方がよいです。以前のシロアリ駆除から5年以上経過している場合には、すぐにシロアリの調査をおこなうことをオススメします。
シロアリ駆除・予防をおこなって5年以上経過している住宅というのはシロアリに対して無防備な状態といえます。
もしもシロアリ被害に遭ってしまうと売却時に損をしてしまったり、被害状況によってはリフォーム工事をしなければならなくなります。
そのため、シロアリ駆除は5年おきにおこなっておくのがベストといえます。
【参考】実際のシロアリ駆除業者の月別施工実績件数
ここで関東エリアにてシロアリ駆除をおこなっている私たちアリプロの月別施工実績件数を紹介いたします。次の通りです。
2021年 | |
---|---|
1月 | 50件 |
2月 | 47件 |
3月 | 47件 |
4月 | 69件 |
5月 | 85件 |
6月 | 75件 |
7月 | 89件 |
8月 | 74件 |
9月 | 76件 |
10月 | 75件 |
11月 | 71件 |
12月 | 70件 |
2022年 | |
---|---|
1月 | 53件 |
2月 | 46件 |
3月 | 45件 |
4月 | 66件 |
5月 | 89件 |
6月 | 88件 |
7月 | 92件 |
8月 | 52件 |
9月 | 70件 |
10月 | 69件 |
11月 | 78件 |
12月 | 63件 |
このように5月~9月にかけて施工件数は増えるものの、1年を通してシロアリ駆除工事のご依頼をいただいています。
このことからも、シロアリ駆除に時期は関係ないことが分かるかと思います。
すぐにシロアリ駆除を検討したいとき
室内や庭先で羽アリを見かけた

先述した通り、シロアリは5月~6月にかけて羽アリになる習性をもっています。
この時期に室内や庭先で羽アリが発生している場合には、かなりの高確率でシロアリ被害に遭っているといえます。
その場合には、すぐにシロアリ駆除業者に住宅の床下点検をおこなってもらうようにしましょう。
玄関框や浴室の入口ドアなどがスカスカになっている

シロアリは住宅の中でも特に湿気の多い玄関や浴室に発生する事が多いです。
またこの2ヵ所に発生した場合には、玄関の框(かまち)と呼ばれる部材や、浴室の入口木枠に被害の兆候が現われる事が多いです。
普段の生活の中で、上記の部位に虫に喰われたような痕跡が発見された場合や、内部がスカスカになっている事が発見されたときにはシロアリ被害の可能性が非常に高いのですぐにシロアリ駆除を検討しましょう。
家の中を歩くとフカフカする場所がある

シロアリは床板を支えている根太(ねだ)や大引(おおびき)といった部材にも被害を及ぼします。
こうした床板の支えとなっている柱に被害が及ぶと、その上を歩行した際にフカフカする違和感が現われる事があります。
もしも室内を歩いてフカフカする場所があるようならシロアリ被害の可能性がありますので、一度床下点検をおこなっておく事をおすすめします。
漏水や浸水などが起きた

住宅の水回りの配管から床下にかけて水漏れをおこしてしまった場合や、大雨などの影響で床下に水が侵入してしまった場合には、床下に湿気が溜まります。
この場合には水が引けてからシロアリ被害に遭う可能性が高まりますのでシロアリ駆除・予防の施工をおこなっておくと安心です。
また水害により河川の水が床下に流れ込んでしまった場合には雑菌の繁殖や感染症の危険も高くなるので、シロアリ駆除・予防の施工の他に雑菌消毒もおこなっておくと安心です。
工事を急がせる業者は要注意

ここまででシロアリの兆候を見かけたらすぐに駆除をおこなった方が良いとお伝えましたが、執拗に工事を急がせる業者にも注意が必要です。
よくある手口として「このままだとすぐに家が傾いてしまうからすぐに駆除をした方がいい」などと不安を煽るような事を言う業者も存在しますが、シロアリ被害がわずか数週間で深刻に進行することはありません。
シロアリ被害を発見されたとしても落ち着いて対処し、場合によっては複数のシロアリ駆除業者に床下を見てもらうようにしましょう。
またその際に床下の状況を写真や動画で見せてくれる業者だと安心です。言葉だけでは正確な床下状況は分かりませんので、できれば写真などを見せながら状況を伝えてくれる業者をえらぶようにしましょう。
6月時期のシロアリ駆除事例
時期 | 6月 |
広さ | 68㎡(20,6坪) |
作業内容 | ・工事前の養生 ・被害部の注入処理 ・全体の木部処理 ・全体の土壌処理 ・玄関、浴室の土間処理 ・清掃、片付け |
室内で羽アリが発生、また室内を歩くとフカフカする場所があるとの事で調査をおこなうとシロアリ被害があった現場の駆除事例になります。
下の写真のように、床下の根太(ねだ)と呼ばれる部分にシロアリ被害が見受けられました。

上記の根太までのぼっているシロアリの痕跡を発見し、木の内部に薬剤を注入していきます。

続いて、床下の木部全体に薬剤を散布していきます。

続いて、床下の土壌全体に薬剤を散布していきます。

最後に、玄関と浴室の土間部分に薬剤を注入して作業完了となります。

このように、5月~7月にかけてはシロアリの活動が活発なため実際に被害のある駆除の現場が多くなる傾向にあります。
※こちらの現場のより詳細な施工事例は以下のページよりご確認ください。
築27年で床下の木部がシロアリに喰われてしまった住宅の施工事例(千葉県船橋市)
シロアリ駆除ならアリプロへ!

アリプロは関東エリアにてシロアリ駆除工事をおこなっています。
日本しろあり対策協会に加盟しており、お客様宅の点検・工事をおこなうのは「しろあり防除施工士」の有資格者です。
それ以外にも「最大1,000万円の賠償保障」「漏水・水害時の無償対応」「毎年の定期点検」と充実したアフターサービスをおこなっていますので。
床下点検、お見積もりは無料で承っておりますので、シロアリ駆除をご検討の際はぜひお気軽にお問い合わせ下さい!
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