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中古住宅でシロアリ被害を見つけたら? 中古住宅購入前の「シロアリ被害のセルフチェックポイント」を解説

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中古住宅を購入する際に心配な事の一つとして「シロアリ被害」が挙げられます。

もし、住宅を購入する前にシロアリ被害が見つかったり、購入後にシロアリ被害が見つかったりしたら、どうしたら良いのでしょうか?

この記事では、中古住宅でのシロアリ被害発見時の対処法中古住宅のシロアリ被害の特徴中古住宅の購入前に自分で出来る「シロアリ被害のセルフチェックポイント」を、関東エリアで累計4万件以上の実績を誇るシロアリ駆除会社アリプロが解説します。

アリプロは東京23区、千葉県、埼玉県南部、茨城県南部にてシロアリ駆除をおこなっています。

中古住宅のシロアリ駆除はもちろん、床下の状況を分かりやすくご説明させていただきますのでぜひお気軽にお問い合わせ下さい。調査・お見積もりは無料で実施いたします。

東京(23区)千葉埼玉茨城に対応
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中古住宅のシロアリ被害

住宅トラブルの一つとして挙げられるのがシロアリ被害です。

中古住宅を購入した後にシロアリ被害が見つかって売主や仲介者との間でトラブルが発生したり、保証の条件や金額やめぐって煩雑なやり取りが発生したりすることが度々発生します。

そのため、中古住宅の取引を行う際はシロアリ被害について慎重になる必要があります。

中古住宅とシロアリについて最初に知っておきたいことは、シロアリ被害の起こりやすさは、住宅の築年数と大きく関わりがあるということです。

この点はデータからもはっきりしています。

2013年に国土交通省の補助事業として行われた「シロアリ被害実態調査報告書」では、住宅の築年数に比例してシロアリ被害の発生率が上昇する結果となりました。(※)

住宅の築年数別のシロアリ被害発生率

築年数が0~4年の住宅のシロアリ被害は僅かだったものの、築年数10年で10%を超え、20年で30%に到達。40年を超えるとシロアリ被害発生率は50%に達していました。なお、築年数が長くなるほどシロアリ被害の「再発」も多くなっていると考えられます。

 

このように、築年数の経過に応じてシロアリ被害のリスクが高まるため、新築ではなく中古住宅を購入する際には、より一層シロアリ被害に注意しておく必要があります。

※ 全国の木造在来工法の住宅4,778棟について、シロアリ被害の発生率を調査。

 

中古住宅とシロアリ被害の保証

床下のシロアリ駆除

中古住宅を購入する際は、シロアリ被害に対する保証が付いているかどうかを確認することが重要です。

シロアリ駆除の工事をおこなうと、通常であれば5年間の保証が付きます。つまり、過去5年以内にシロアリ駆除をおこなっていれば、購入しようとしている住宅はシロアリに対する保証が付いている可能性が高いです。

また、住宅の新築時には建築基準法によりシロアリ駆除をおこなう事が義務化されています。その保証期間は通常の5年間、もしくはハウスメーカーや工務店が独自の10年保証を出している場合もあります。

つまり、築5年未満(または10年未満)の中古住宅を購入した場合にも、シロアリ被害に対する保証は付いているという事になります。

このように、中古住宅を購入する場合には、「築何年の住宅なのか?」を、さらにある程度の年数が経っている場合には「直近でシロアリ駆除をおこなったのはいつなのか?」を、事前に確認しておくと良いでしょう。

シロアリ被害の保証は、住宅の所有者が変更になると無効になるケースも存在します。保証書や施工をおこなったシロアリ駆除会社に必ず問い合わせるようにしましょう。

 

シロアリ駆除の保証について詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。

 

中古住宅でシロアリ被害を見つけたときの対処法

床下点検の様子

ここからはシロアリに対する保証がついていない中古住宅で、シロアリ被害を見つけた場合の対処法について解説します。

なお購入前にシロアリ被害を見つけた場合と購入後に見つけた場合とで対処法が大きく異なるため、それぞれで分けて解説いたします。

 

中古住宅の購入前にシロアリ被害を発見した場合

住宅の購入前に何らかの形でシロアリ被害を発見した場合には、まず売主に伝えるようにしましょう。そのうえで、住宅を購入した場合に「どちらがシロアリ駆除の費用を負担するのか」を決めておきます。

原則として売主側にシロアリ駆除の費用を負担する義務はありません。しかし購入者側でシロアリ駆除の費用を負担する場合には、住宅の購入金額の減額などの交渉の余地があるといえます。

 

中古住宅の購入後にシロアリ被害を発見した場合

住宅購入後にシロアリの被害を発見した場合には、「シロアリ被害を知らされていたか、知らされていなかったか」が重要になります。

たとえば契約書類などに「住宅にシロアリ被害がある」という旨の記載がなされている場合には同意のうえで購入した事となり、自身の費用負担でシロアリ駆除をおこなう必要があります。

しかしシロアリ被害について知らされていなかった場合には、「契約不適合責任」という法律のもと、売主側に費用を負担してもらえる可能性が高いです。

契約不適合責任とは、住宅に何らかの損害があった場合、それを売主側に告知しなければならないという法律です。なおこの損害というのは売主側が知らなかった事象についても適用されるため、「シロアリ被害について隠していた」という場合はもちろんですが「シロアリ被害があるなんて知らなかった」と売主が主張していたとしても適用されます。

しかし契約不適合責任は原則1年間のみ有効となります。そのため、中古住宅を購入したら1年以内に床下点検を実施することをお勧めします。

またシロアリ被害の発生が買主側にあると判断されると適用外となるケースもあります。例えば、漏水を放っておいたり、ゴミを放置していたりしてシロアリの被害に繋がった際は、買主側の責任とされることがあります。

契約不適合責任の問題は、話し合いのみで解決するケースもあれば、最悪の場合裁判等にも発展するケースもあるため、慎重に進めるようにしましょう。

 

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トラブルを未然に防ぐ「ホームインスペクション」と「床下調査」

中古住宅購入時には、第三者のホームインペクター(住宅診断士)に住宅の損傷具合などを点検してもらう「ホームインスペクション(住宅診断)」を実施するのがオススメです。

およそ10万円前後の費用がかかりますが、自分では見る事の難しい屋根裏や床下、また住宅全域を、住宅のプロに点検してもらうことができます。

ホームインスペクションは買主側だけでなく売主側が実施する事もあります。また、ホームインスペクションを行う場合には「中立な意見」(買主と売主のどちらかが有利になるような事は言わない)が原則のため、確実な現状を知る事ができます。

購入後のトラブルを避ける意味でも非常に有効なサービスをいえます。

 

また床下に関しては、シロアリ駆除会社に床下調査をおこなってもらう事もお勧めしますです。シロアリ駆除会社の場合には床下点検は無料でおこなっている事がほとんどなので、気軽に申込みをおこなえます。

シロアリ以外にも漏水の有無や基礎の状態なども合わせてチェックしてもらえるため、有効に活用するようにしましょう。

シロアリ駆除の調査の方法や、業者の選び方については以下の記事も参考にして下さい。

 

中古住宅のシロアリ被害のセルフチェックポイント

先述した「ホームインスペクション」や「シロアリ駆除業者による床下点検」をおこなえば、シロアリ被害について詳しく知ることができます。

しかし、まだ購入が確定していない段階ではこうした調査を依頼するのが難しいケースもあります。そこで、自分でできるシロアリ被害のセルフチェックポイントを次に紹介いたします。

 

蟻道(ぎどう)が無いか

床下の蟻道

シロアリは乾燥や日光を嫌うため、住宅の木部に侵入する際は蟻道(ぎどう)というトンネルのようなものを作って侵入します。

こうした蟻道は床下に作られる事がほとんどですが、まれに住宅の外側の基礎部分にも構築しているケースがあります。ご自身で確認する場合には、住宅の外基礎にこうした蟻道が無いかどうかをチェックしてみるようにしましょう。

蟻道について詳しくは以下の記事でも解説しています。

 

柱や木枠がスカスカになっていないか

玄関框のシロアリ被害

シロアリが住宅の木部に被害を及ぼす際は、木の内部から食べ始めるため、一見すると気付きません。しかし、シロアリに喰われている柱などは内部がスカスカの状態となるため、手で叩くと空洞音がする事があります。

浴室や玄関の木枠、また玄関の框(かまち)などはシロアリ被害が特に起こりやすい場所です。こうした箇所を叩いて、空洞音がしないかどうかを確認してみましょう。

 

床がへこんだり軋んだりしないか

床下のシロアリ被害

床を歩いていると場所によってヘコみや軋み(きしみ)を感じる箇所があります。こうした場所は、その下の根太(ねだ)という部材がシロアリに喰われている可能性があります。

ただし、シロアリ被害ではなく経年劣化によりフローリング等が痛んでいるだけの可能性もあります。心配ならシロアリ駆除業者に依頼して床下点検を実施するようにしましょう。

 

庭に廃材や杭などはないか

お庭に放置された廃材

シロアリは、床下だけでなく庭の廃材や枯れ木などにも被害を及ぼします。特に、地面と直接接するような廃材や杭は高確率でシロアリ被害に遭います。

また、木製のウッドデッキなどもシロアリ被害に遭いやすいため、中古住宅の購入時はウッドデッキにシロアリ被害が無いかも確認しておく必要があります。

 

雨漏りや水漏れは無いか

台風被害を受けた屋根

住宅に雨漏りや漏水(水漏れ)などが起こると、シロアリ被害のリスクが高まります。

現在、シロアリ駆除の保証が付いていたとしても、雨漏りや漏水などが起きているとシロアリ駆除の保証自体が無効となる可能性が非常に高いため、注意が必要です。

また、雨漏りや漏水はシロアリだけでなく家屋の耐久性に関わる重要な問題であり、早急に対処する必要があります。

 

住宅内や庭で羽アリが発生していないか

シロアリの羽アリ

住宅にシロアリが侵入していると、4月の終わりから10月頃にかけて室内外で羽アリが大量に発生する事があります。

この時期に室内や庭で羽アリを見かけたり、羽アリが落とした羽が散乱していたりなどしたら、お住まいがシロアリの被害に遭っている可能性が非常に高いので注意しましょう。

 

以上が、中古住宅の購入時に自分でできる「シロアリ被害のセルフチェック」のポイントです。シロアリの初期症状については以下の記事でも詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

 

中古住宅のシロアリ駆除はアリプロへ

アリプロは、創業35年以上を超えるシロアリ駆除会社です。東京・千葉・埼玉・茨城に密着し、施工実績4.7万件を突破しています。

日本しろあり対策協会に加盟しており、調査・工事を行うスタッフは全員「しろあり防除施工士」の資格を保有しています。床下調査の際は、床下の状況をデジカメで撮影しお客様にお伝えします。

その他にも工事後の定期点検(5年間)1,000万円の修復保証などのアフターサービスも万全で、独自の水害保証も完備しております。

電話は平日および土曜日の8:30~17:30、メールは365日24時間受け付けております。ぜひお気軽にお問い合わせ下さい。

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執筆・監修者

林 翔平

2012年株式会社セスコに入社。シロアリ駆除業務に従事し、延べ2,000件以上の床下調査を実施。アリプロのコラム記事全ての執筆および監修を担当。

【保有資格】
・日本しろあり対策協会「しろあり防除施工士」
・日本健康住宅協会「健康住宅アドバイザー」

 

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