シロアリ駆除の「保証」とは、シロアリ駆除を行った後にシロアリ被害が再発したら、無償や低価格で再び対策を行ってくれるというものです。またシロアリ被害の修理費用を賠償してくれるものも存在します。
実はこうしたシロアリ駆除の保証には、業者によって様々な違いがある事をご存じでしょうか?金額だけを見てシロアリ駆除業者を選んでしまうと、あとで大きな後悔が生まれてしまうかもしれません。
参考までに、シロアリ駆除業者によって保証内容が違う点をまとめたチェックリストが以下です。
この記事では累計4,7万件以上のシロアリ駆除工事を行うアリプロが、シロアリ駆除の保証内容や比較ポイントについて徹底的に解説いたします。これからシロアリ駆除を検討されている方はぜひ参考にして下さい。
アリプロは業界最大級の保証とアフターフォローで累計4,7万件以上の実績をほこるシロアリ駆除業者です。調査・お見積もりは無料で承りますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
・ 日本しろあり対策協会に加盟
・ しろあり防除施工士が必ず対応
・ 無料の床下調査、工事後5年間の毎年点検
CONTENT
シロアリ駆除の基本的な保証内容
シロアリ駆除を行った後に付けられる保証は大きく分けて2種類あります。
それぞれ業者によって呼び方は異なりますが、シロアリが発生した際に無料(または割引料金)でシロアリ駆除をおこなってくれる「再処理保証」と、シロアリが発生し建物に被害が出た場合に修復費用を負担してくれる「修復保証」の2種類です。
この2つの保証は基本的にどんなシロアリ駆除業者でも付いてくるものになります。ただしシロアリ被害の状況や住宅の状況などによっては、片方の保証しか付かないケースや両方とも付けられない場合もあります。
それぞれの保証内容について詳しく解説いたします。
再処理保証
シロアリ駆除を行った際の最も基本的な保証が「再処理保証」です。業者によって「再施工保証」や「再発保証」などとも呼ばれます。
せっかくシロアリ駆除を行ったにも関わらず、すぐにシロアリが再発してしまうようでは工事をした意味がなくなってしまうので、保証期間内であれば無料(または割引料金)で再度シロアリ駆除をおこなってもらえるというものです。
修復保証
もう一つの基本的な保証が「修復保証」です。業者によって「賠償保証」や「損害保証」などとも呼ばれます。
この保証では工事後にシロアリが発生し建物に損害が出た場合、その損害の修復費用を最大限度額100万円~1,000万円まで保証しますという内容です。(業者によって最大限度額が異なります)
たとえば工事を行った後の保証期間内にシロアリが発生し外壁が喰われてしまったら修理をしなければなりません。その修理費用が120万円必要になったとすると、最大限度額100万円の保証の場合は100万円を業者が負担してくれ、残り20万円をお客様自身で支払う必要があります。
しかし最大限度額300万円の保証を付けている業者なら、上記のケースではお客様の負担は0円となります。
このように工事後にシロアリ被害のトラブルがあった際のお客様の金銭的な負担を減らすものが修復保証となります。
なぜ業者によって最大限度額が異なるかというと、この保証をお客様の住宅に付けるためにはシロアリ駆除業者が保険会社に1件1件お金を払う必要があります。
その金額がたとえば最大限度額100万円の保証の場合には1件1,000円であるのに対し、最大限度額500万円の場合には1件3,000円などと高額になるため、単価の安いシロアリ駆除業者ほど最大限度額は安くなってしまう傾向にあります。
シロアリ駆除の保証内点検
もう一つ、シロアリ駆除をおこなう際に検討したいのが工事後の定期点検の回数です。
シロアリ駆除を実施した後には、保証期間となる5年の間に定期点検を実施します。この定期点検では「シロアリの発生はないか?」という点はもちろん、「漏水は起きていないか?」「地盤沈下は起きていないか?」「その他の不具合はないか?」などを確認していきます。
定期点検の回数は業者によって様々で、よくある回数の例としては
・5年目点検のみ(5年で1回)
・1,3,5年目に点検(5年で3回)
・毎年点検(5年で5回)
などがあります。
当然ながらこの定期点検の回数は多いほど安心といえます。毎年の点検は面倒だと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、多くの場合では定期点検は任意となっているため、「今年は見てもらわなくてもいいや」といった場合にはスキップすることも可能です。
よくある疑問として「消毒後に床下に入ると薬剤効果が薄まるのでは?」と心配される方もいらっしゃいます。たしかに人間が土壌面を進むと薬剤効果が薄れる事もありますが、それよりも毎年しっかりとシロアリが発生していないかを確認しておく方が大切です。
これまでに説明した「再処理保証」や「修復保証」は、あくまでもシロアリが発生した際に初めて効果を発揮するものです。シロアリの再発を確認するための定期点検を行わないのであれば、保証が付いている意味がないのと同様ですのでなるべく定期点検を実施するようにしましょう。
万が一、点検による薬剤効果の減少でシロアリが発生した場合でも、保証がついていれば何度でもシロアリ消毒を無料でおこなう事ができるので安心です。
シロアリ駆除の保証の比較ポイント
ここまでにシロアリ駆除の基本的な保証内容と定期点検について説明しました。
色々なシロアリ駆除業者の情報を調べていると、ここまでの保証内容だけで様々な違いがある事が分かります。
ここからはそれぞれの保証内容や定期点検について、どういった業者を選ぶのが良いのか?という点について解説していきます。
シロアリが再発した場合の駆除料金
まずは「再処理保証」にて、万が一シロアリが再発してしまった場合に「無料」で駆除をしてくれるのか、「割引料金」で駆除をしてくれるのかを確認しましょう。当然ながら無料で実施してくれる方が親切といえます。
そもそもシロアリ駆除では再発が無いように工事を行いますが、それでも絶対という事はあり得ません。万が一の再発に備え、シロアリが再発してしまったら無料で再施工してくれる業者を選ぶようにしましょう。
保証の最大限度額
「修復保証」における建物に損害が出た場合の修理費用の最大限度額を比較しましょう。多くの業者では100万円~1,000万円の間に設定されています。
こちらは最大限度額が大きい業者の方が安心です。ここまでに説明したように修復限度額はシロアリ駆除業者が保証会社に支払う金額によって決まります。
お客様の事を考え、より限度額の大きな保証に入っているシロアリ駆除業者の方が親切といえます。
定期点検の回数
定期点検の回数は業者によって異なります。保証期間5年間のなかで1回のみの業者と5回おこなってくれる業者とでは、当然ながら5回おこなってくれる方が親切といえます。
保証期間の中でなるべく定期点検の回数が多い業者を選ぶようにしましょう。
比較ポイントまとめ
ここまでに保証内容と定期点検についてどのような業者を選ぶべきかについて解説いたしましました。
シロアリ駆除業者を選ぶ際は金額だけで決めてしまいがちですが、こうした保証内容にも大きな違いがあります。後悔しないように今回紹介したポイントを参考にしてみて下さい。
アリプロはシロアリの再発時は無償で対応。修復保証は最大1,000万円保証と充実した保証をおお付けいたします。調査・お見積もりは無料ですのでお気軽にお問い合わせ下さい。
・ 日本しろあり対策協会に加盟
・ しろあり防除施工士が必ず対応
・ 無料の床下調査、工事後5年間の毎年点検
シロアリ駆除の独自保証
ここまでに説明した基本的な保証に加え、シロアリ駆除業者によっては独自の保証を備えている事があります。
ここからはよくあるシロアリ駆除業者の独自保証について解説していきます。
漏水・水害時の無償対応
保証期間中に漏水や床下浸水などが発生すると薬剤効果が無くなってしまいます。こうした場合はほとんどの業者で保証が無効となり、再度保証を付けるには新たにシロアリ駆除を実施(有料)して保証を継続させる事が一般的です。
しかしシロアリ駆除業者の中には、こうした漏水・水害時に無料でシロアリ駆除を再実施してくれる業者も存在します。
こうした保証があれば、万が一の災害時にも無料で保証を継続する事ができるため安心です。
浴室リフォーム時の対応
旧型の在来浴室(タイル貼りの浴室)からユニットバスへリフォームを行う際には、現在のお風呂を解体して工事をおこないます。この解体時に、古い浴室の土台などがシロアリに喰われている事が非常に多くあります。
こうした際は保証対象外(水漏れが原因のため)となり有料でのシロアリ駆除が一般的ですが、シロアリ駆除業者によっては浴室リフォーム時に浴室のみを無料で消毒してくれる業者も存在します。
もしご自宅の浴室が在来工法(タイル貼りのお風呂)の場合にはこうした保証があると安心です。
売却時の名義変更
すでにシロアリ駆除をおこなったご自宅などを売却する際には、保証の名義が変わるため保証が無効になったり有料での名義変更をおこなう事があります。
しかしシロアリ駆除業者によってはこうした名義変更を無料で対応してくれる業者も存在しますので、いざ売却などをする際に余計な出費を省けて安心です。
シロアリ駆除では基本的な保証に加えてこのような独自保証を行う業者も存在します。ぜひ業者選びの参考にして下さい。
アリプロは充実した基本保証に加え、ここまでに紹介した独自保証も完備したシロアリ駆除業者です。累計4,7万件以上の実績もあり確かなシロアリ駆除をお約束いたします。
・ 日本しろあり対策協会に加盟
・ しろあり防除施工士が必ず対応
・ 無料の床下調査、工事後5年間の毎年点検
シロアリ駆除の保証と費用の関係
シロアリ駆除の保証には業者によって様々な違いがある事が分かりました。
単純に考えると、保証内容が充実している業者ほど費用が高額になりそうなイメージですがそうとも限りません。
たとえばインターネット上で業者の紹介のみを行う「インターネット仲介業者」や、近隣の下請け業者を紹介するホームセンターやハウスメーカー等にシロアリ駆除依頼をすると余計な中間マージンが発生してしまいます。
こうした余計な中間マージンが費用に加わってしまうと、本来のシロアリ駆除費用に見合わない不十分な保証になってしまうのがシロアリ駆除業界でよく起きている事です。
こうした中間マージンの仕組みやどういう業者を選ぶべきかについては、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ業者選びの参考にして下さい。
シロアリ駆除の保証期間
シロアリ駆除をおこなった場合の保証期間は一般的に5年間とされています。これは現在使用できるシロアリ駆除の薬剤の効果が5年間とされているからです。
日本においてシロアリに関する研究をおこなう「日本しろあり対策協会」も、以下のようにシロアリ駆除の保証は5年間が望ましいという発表をおこなっています。
協会では5年を超えて長期間有効な薬剤は環境によくないと考えています。そのため認定する薬剤の有効期間は5年になっています。
日本しろあり対策協会HPより引用
ちなみにシロアリ駆除で使われる薬剤は、工事をおこなってから5年後に一気に効果が失われるという訳ではなく、工事直後からゆるやかに効果が減少していきます。
そのため5年が経過しても薬剤の効果は残っているものの、“シロアリを完全に防ぐ効果とはいえなくなっている”ため5年に1回の消毒を継続しておこなう事が重要となります。
またシロアリ駆除業者のなかには10年保証を付けている業者も存在します。これは通常のシロアリ駆除を2回分セットで契約しているか、通常の5年保証に加えて独自で5年間の保証を付けている事が多いです。
シロアリ駆除の10年保証によるメリット・デメリットについては以下の記事にて詳しく解説していますが、結論としては5年保証の方が安心といえますのでご留意ください。
アリプロは人間やペット、環境にも配慮した5年間の有効期間となる安全な薬剤を使用いたします。調査・お見積もりは無料ですのでお気軽にお問い合わせ下さい。
・ 日本しろあり対策協会に加盟
・ しろあり防除施工士が必ず対応
・ 無料の床下調査、工事後5年間の毎年点検
シロアリ駆除の保証が付かないケース
ここまでにシロアリ駆除に関する様々な保証について解説しましたが、シロアリ被害や住宅の状況などにより保証が付けられないケースも存在します。
ここからは一般的にシロアリ駆除をおこなっても保証が付けられないケースをご紹介いたします。
シロアリ被害が広範囲に及んでいる
シロアリ駆除を行った際にあまりにもシロアリ被害が大きく広範囲に及んでいる場合には保証を付けることが難しくなります。
シロアリ駆除では薬剤を木部の表面や内部に浸透させてシロアリを寄せ付けないようにしますが、シロアリ被害に遭って木部がスカスカの状態にされてしまうと正しく薬剤処理をおこなう事が難しくなってしまうからです。
そのため薬剤本来の効果が発揮されなくなり、シロアリ再発のリスクが高まるため保証を付けることができなくなります。
雨漏りや漏水が起きている
シロアリ駆除の薬剤は水で希釈をするため、過剰な水分は薬剤効果が薄まってしまいます。
そのため雨漏りや漏水が起きている住宅では薬剤本来の効果が発揮できないため保証が付けられなくなります。
こうした住宅ではシロアリ駆除よりも先に雨漏りや漏水を修理し、完全に乾燥させてからシロアリ駆除をおこなうようにすれば保証を付けることが可能です。
シロアリ駆除を部分的にしか実施できない
床下が基礎などで隔離されており住宅の一部しかシロアリ駆除を実施できない場合、または被害のあるお部屋のみを駆除される場合などは保証を付ける事ができません。
シロアリは部分的な消毒をおこなっても、それ以外の場所から住宅に侵入するリスクがあるため保証を付けるならば家屋全体の消毒が必要となります。
もしも床下が基礎で隔離されている場合などは、床下点検口を新たに設置する事で全域のシロアリ駆除が可能となるケースもありますのでご相談下さい。
※床下への入り方などについては以下の記事も合わせてご覧ください。
シロアリ駆除の保証対象外となるケース
続いて、シロアリ駆除工事の際には保証が付けられたとして、以下の要因でシロアリが再発してしまった場合には保証が無効となるケースをご紹介いたします。
無断で増改築をした
住宅の増改築を行うと、シロアリ駆除を実施していない床下空間が生まれてしまいます。こうした場所からシロアリが侵入して被害を及ぼしている場合には保証対象外となります。
増改築をする際には工事をしてもらったシロアリ駆除業者に連絡をし、必ず増改築部分についてもシロアリ駆除を実施してもらうようにしましょう。
また増改築部のみのシロアリ駆除を別の業者に依頼しても保証が無効となりますのでご注意下さい。
外部からシロアリが侵入した
シロアリ駆除は基本的に住宅の床下部分に限られるため、建物外部からシロアリが侵入している場合には保証対象外となります。
たとえばお庭にあるウッドデッキがシロアリに喰われ、そこからシロアリが家屋に浸入している場合などです。また住宅のお庭に廃材などがあり、それらが住宅と隣接しているとそこからシロアリが侵入するケースもあります。
保証対象外とならないためにも住宅外部の環境にも気を配るようにしましょう。お庭周りでシロアリ被害に遭いやすい箇所は以下の記事でも解説しています。
雨漏りや漏水が起きた
保証を付けられないケースと同様に、工事後に雨漏りや漏水が発生してしまった場合も保証対象外となります。
先述したように工事がきちんと行われたとしても、過剰な水分によりシロアリ駆除の薬剤効果が減少しシロアリが発生してしまうからです。
アメリカカンザイシロアリによる被害
シロアリ駆除で付けられる保証の多くは「ヤマトシロアリ」と「イエシロアリ」という種類のシロアリ被害によるものです。
もしも発生したシロアリが「アメリカカンザイシロアリ」という外来種のシロアリの場合には保証対象外となります。
このアメリカカンザイシロアリが発生するケースは極めて稀ですが、もしも発見された場合には再度シロアリ駆除業者に点検してもらい、この種類のシロアリに対応しているシロアリ駆除業者に依頼するようにしましょう。
天災による被害
台風や大雨の影響で床下浸水などが起きてしまった場合でも、多くの業者で保証対象外となります。理由は雨漏りや漏水と同じように、水分により薬剤効果が減少してしまうからです。
一部のシロアリ駆除業者ではこうした水害の保証をおこなっている業者もありますので、住宅が浸水の恐れのあるエリアならこうした保証も付いているシロアリ駆除業者を選ぶようにしましょう。
またもしも床下浸水が起きてしまった場合の対処法については以下の記事で詳しく解説しています。
自分(または別業者)でシロアリ駆除をおこなった
シロアリ駆除業者の工事後に、ご自身や別のシロアリ駆除業者で消毒をおこなった場合も保証対象外となります。
シロアリ駆除の保証はあくまでも実施したシロアリ駆除業者の状態が保たれたままで発揮される保証です。もしご自身や別のシロアリ駆除業者で工事をおこなった場合には、どちらの責任かがハッキリと分からなくなってしまいます。
もしもシロアリ駆除業者の作業内容に不備などがあれば、まずはそのシロアリ駆除業者に相談するようにしましょう。
所有者が変わった
シロアリ駆除の保証は、あくまでも住宅とその所有者に対して付けられます。もしもシロアリの発生時に所有者が変わっているようであれば保証対象外となります。
シロアリ駆除をおこなった住宅を売却や譲渡する際には、必ずシロアリ駆除業者に連絡を入れ所有者が変更になる旨を伝えましょう。
シロアリ駆除業者によって、有料(または無料)で保証の名義変更をおこなってもらえます。
ここまでに紹介した保証が付けられないケースや保証対象外となってしまうケースについては、シロアリ駆除業者によって大きな違いはありません。せっかく付けた保証が無駄にならないように、上記の事に気を付けながら過ごすようにしましょう。
関東エリアのシロアリ駆除ならアリプロへ
アリプロは、創業35年以上の歴史を持つシロアリ駆除会社です。東京・千葉・埼玉・茨城に密着し、施工実績4.7万件を突破しました。
アリプロは日本しろあり対策協会に加盟しており、調査や工事を行うスタッフは全員「しろあり防除施工士」の資格を保有しています。床下調査の際には、床下の状況をデジカメで撮影し、お客様にわかりやすくご報告します。
さらに、工事後の定期点検(5年間)や1,000万円の修復保証など、充実したアフターサービスを提供。独自の水害保証も完備しており、万が一のトラブルにも安心です。
お電話は平日および土曜日の8:30~17:30、メールは365日24時間受け付けております。ぜひお気軽にお問い合わせください。
無料点検の申し込み問い合わせはこちらから
【保有資格】
・日本しろあり対策協会「しろあり防除施工士」
・日本健康住宅協会「健康住宅アドバイザー」