
シロアリが恐ろしい害虫であることはご存じでも、「自宅にシロアリがいるかどうかを確認するにはどうすればいいの?」と疑問に思う方は少なくないでしょう。
そこでこの記事では、シロアリ駆除の専門家が「シロアリ被害の初期症状」を10例ご紹介します。
これらの10例のうち、1つでも該当するものがあれば、お住まいにシロアリが侵入している可能性があります。そのため、早めの調査や駆除を行うことを強くお勧めします。

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「シロアリの初期症状」の10パターン
シロアリ被害の初期症状について、代表的な10のパターンをご紹介します。
① 羽アリを発見した
4月から7月にかけて、シロアリの一部は羽アリとなり、大量に巣から飛び立ちます。この時期に室内や庭で大量の羽アリを見かけた場合、シロアリ被害に遭っている可能性が非常に高いと考えられます。




参考までに、シロアリとクロアリの羽アリが発生する時期をまとめた表をご用意しました。


この時期に羽アリを発見した際は、すぐにシロアリ駆除業者に相談することをお勧めします。
また、発生した羽アリが「シロアリの羽アリ」か「クロアリの羽アリ」かを見分ける方法については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。
② 床下や基礎に蟻道(ぎどう)を発見した
蟻道(ぎどう)とは、シロアリが土や排泄物を使って作る通り道のことです。シロアリは日光や風にさらされると生存できないため、この蟻道を通じて餌や水を運び、生活しています。
シロアリは地中に生息しており、直接目にすることはほとんどありません。そのため、蟻道が見つかることはシロアリが潜んでいる可能性を示す、最も有力な手がかりです。シロアリ駆除業者も調査の際には、まずこの蟻道を確認します。




シロアリ被害が心配な方は、自宅の基礎部分に上記写真のような蟻道がないか確認してみてください。ただし、床下の調査を個人で行うことは危険を伴うため、専門の業者に依頼することをお勧めします。
蟻道についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひご覧ください。



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③ 床や畳がきしむ、フカフカする
床がきしんだり、フカフカしたりして違和感がある場合は、床板やそれを支える材木がシロアリ被害を受けている可能性があります。フローリングの床だけでなく、畳も被害を受けやすい箇所です。




床下の木材が深刻なシロアリ被害を受けている場合、床の強度を補うために補強工事が必要となるケースもあります。そのため、早めの対処を心がけましょう。
また、畳については定期的にひっくり返して、シロアリ被害がないかを確認することをお勧めします。畳のシロアリ被害については次の記事で詳しく解説しています。
④ 壁や柱、框を叩くとポコポコといった空洞音がする
壁や柱、框(かまち)を触ってへこんだり、叩くとポコポコと空洞音がする場合、木材の内部がシロアリの食害を受けて空洞化している可能性があります。
シロアリは木材の内部、特に柔らかい部分を中心に被害を及ぼします。一見何も異常がないように見えても、指で押すと突き刺さったり、へこんだりすることがあります。




このように、シロアリ被害は木材の内部に発生することが多いため、定期的に住宅の木材に触れて異常がないか確認することをお勧めします。
特に被害が発見されやすい箇所としては、「浴室のドア枠」「窓枠」「玄関の框(かまち)」などが挙げられます。


⑤ 壁や柱、床が変色している
シロアリ被害が進行すると、壁や柱、床などの木材が変色することがあります。
シロアリは水分を運びながら木材を食べ進めるため、食跡の周辺の木材が湿気を帯び、これが変色の原因となります。


このような変色が見られる場合、シロアリ被害がかなり進行している恐れがあります。壁の汚れだと思って放置してしまうと、さらに被害が進む可能性があるため、早めに対策を講じることが重要です。
また、雨漏りが原因でできる雨染みもシロアリをおびき寄せる要因となります。雨漏りの兆候がある場合は、早急に修理を行いましょう。
⑥ 壁や柱が変形し、割れたりへこんだりしている
壁や柱の内部がシロアリ被害を受けると、割れたり、へこんだりするなど、変形することがあります。
被害がさらに進行すると、はっきりと穴が空くこともあります。




このような状態を発見した場合、シロアリ被害がある程度進行している可能性が高いため、早急にシロアリ駆除業者に調査を依頼することをお勧めします。



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⑦ ドア・窓の建て付けが悪くなっている
床下の木材などが目に見えないところでシロアリ被害を受けている場合、壁や柱が変形し、その影響でドアや窓が開きにくくなったり、しっかり閉まらなくなったりすることがあります。


単純に建具の経年劣化が原因の可能性もありますが、このような症状が見られた場合は、念のため床下の調査を行うことをお勧めします。
⑧ フンのようなものが落ちている
シロアリの中でも「アメリカカンザイシロアリ」と呼ばれる種類は、被害を受けた木材の周辺に砂粒のようなフンを排出する習性があります。




このような砂粒状の痕跡が見られる場合、非常に危険なアメリカカンザイシロアリの可能性があります。早急にシロアリ駆除業者に調査を依頼してください。また、発見したフンは清掃せず、そのままの状態で専門業者に確認してもらうようにしましょう。
アメリカカンザイシロアリの生態や特徴については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
⑨ 壁や柱の中から音がする
壁の中にシロアリがいる場合、「カタカタ」と小さな音が聞こえることがあります。
シロアリは危険を仲間に知らせるために「警戒音」を発します。頭を振ったり、床を叩いたりして微かな音を出します(タッピング)。この音が部屋の中まで届き、人間が気付くこともあります。


壁の中から聞こえる音は、ネズミやコウモリなど別の生物が原因である可能性もありますが、もしシロアリだった場合、住宅に深刻な損傷をもたらす可能性があります。そのため、音の原因がシロアリかどうか、専門業者に調査を依頼することをお勧めします。
シロアリは住宅の耐久性を著しく低下させる害虫です。壁の中の音を放置せず、早めの確認を行いましょう。
⑩ 庭の木材に食害の痕跡がある
シロアリは木材なら何でも餌にする生き物です。庭に枯れ木や切り株、廃材、ダンボール、枕木、花壇などがある場合、それらが真っ先にシロアリのターゲットとなります。




庭にシロアリの餌となる廃材などがあれば、放置せずに速やかに処分することが大切です。また、廃材や杭にシロアリに食害された痕跡が見つかる場合、住宅への侵入も懸念されます。
もし庭でシロアリを発見した場合は、家屋全体のシロアリ調査や駆除を速やかに行うことをお勧めします。



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シロアリの初期症状を放置するとどうなる?
上述したシロアリの初期症状を放置すると、どのような影響が出るのでしょうか?
初期症状がシロアリによるものだった場合、以下のようなリスクが考えられます。
シロアリ被害の拡大


シロアリの被害が拡大すると、床や柱、壁など、住宅内の木材がより広範囲に食害を受けたり、腐敗したりする可能性があります。
また、シロアリの巣が拡大することで、毎年春に膨大な羽アリが発生し続けるほか、住宅内の木製家具や家財道具にまで被害が及ぶこともあります。
初期段階では床下の木材が一部食害を受ける程度で済んでいたとしても、時間が経過するにつれ、住宅全体に深刻な問題を引き起こす可能性があります。そのため、初期症状を見つけたら、迅速に対処することが重要です。
多額の修繕費
自宅がシロアリ被害を受けると、修復のために多額の修繕費が必要になる可能性があります。シロアリ駆除にかかる費用よりも、修繕費の方がさらに高額になるケースも珍しくありません。
たとえば、被害が床下だけにとどまる場合は、目に見えない箇所の損傷となります。しかし、室内の壁や床などがシロアリに食害されると、日常生活の中で被害が目に入るため、修繕を余儀なくされることになります。
そのため、多少の費用がかかっても、早めにシロアリの駆除や予防施工を行う方が、長期的には得策と言えるでしょう。


自宅の資産価値の低下
過去にシロアリ被害があった場合、耐久性に問題があるとみなされ、自宅の資産価値が下がる可能性があります。
その結果、売却が難しくなったり、売却額が大幅に下がったりするリスクがあります。特に「家じまい」の際には大きな支障となる可能性があるため、早めに対策を講じておくことが重要です。





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シロアリの初期症状を発見したらどうしたらいい?
シロアリの初期症状を見つけたら、やるべきことはただ一つです。信頼できるシロアリ駆除業者に相談し、シロアリの調査や駆除を依頼しましょう。
「シロアリなんて見たことがないし、うちにいるとは思えない」
「これまで問題がなかったのだから、大丈夫だろう」
こうした楽観的な判断をしてしまうと、大きな後悔を招く可能性があります。シロアリの初期症状を放置すると、被害が拡大し、修繕費や手間が大幅に増えるリスクがあります。
多くのシロアリ駆除業者では、床下の調査や見積もりを無料で行っています。現状を把握するためにも、定期的な床下調査をお勧めします。


次のセクションでは「優良なシロアリ駆除業者の選び方」を解説しますので、ぜひ参考にしてください。
優良なシロアリ駆除業者の選び方
優良なシロアリ駆除業者を選ぶ際には、以下のポイントに注意することをお勧めします。
日本しろあり対策協会に加盟している


「公益社団法人日本しろあり対策協会」に加盟している業者は、シロアリ防除の正しい方法や手順を定めた施工基準に基づいて施工を行います。
一方で、日本しろあり対策協会に加盟していない業者は、独自の手法を用いることが多く、適切なシロアリ駆除が行われない可能性があります。そのため、業者を選ぶ際は注意が必要です。
加盟業者の一覧は、以下のURLから確認できます。
https://www.hakutaikyo.or.jp/meibo
社歴が長く、豊富な実績を持っている


シロアリ駆除の実績が豊富な業者は、多くのケースに対応した経験があり、その過程で技術やノウハウを蓄積しています。
特に、シロアリ駆除には5年間の保証が付くことが多いため、創業5年未満の会社では、まだ保証期間が満了した顧客がいない可能性があります。そのため、業者選びの際には注意が必要です。
床下の写真などを見せてもらえる


床下は普段の生活では目にすることがない場所です。そのため、シロアリ駆除業者が床下調査を行う際に、その説明が正確かどうかを確認する術がありません。
そのため、調査結果や工事内容について、写真を交えて説明してくれる業者を選ぶと安心です。
参考までに、私たちアリプロでは、以下の動画のように床下調査後に撮影した写真をテレビ画面に映し、お客様にご確認いただいております。
「地域密着型の中小企業」である


インターネット上で集客を行う格安のシロアリ駆除業者の多くは、実際には下請け業者を紹介するだけのIT業者です。これらのサイトは集客を専門に行い、お客様からの問い合わせを受けた後、下請け業者を紹介する仕組みになっています。この際、中間マージンを受け取ることで利益を上げているのが実情です。
こうした格安のネット業者では、追加費用が発生するなどのトラブルが起きるケースも少なくありません。そのため、できるだけ自社で調査から工事まで一貫して行う地域密着型の業者を選ぶことをお勧めします。
シロアリ駆除費用の相場や業者の種類ごとの特徴については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
当サイト「アリプロ」を運営する株式会社セスコは、「地域密着型の中小企業」です。調査・お見積もりは無料で承っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。



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保証内容が充実している


シロアリ駆除を行うことで付与される5年間の保証内容は、施工を依頼するシロアリ駆除業者によって大きく異なります。
せっかくシロアリ駆除工事を行うのであれば、保証内容が充実している会社を選ぶことをお勧めします。シロアリ駆除の保証内容については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
また、ここまでにご紹介した「シロアリ駆除業者の選び方」について、さらに詳しく解説した内容を次の記事でまとめています。こちらもぜひ参考にしてください。
「シロアリの初期症状」には迅速に対処を
この記事では、シロアリ被害の初期症状や、それを放置した場合のリスクについて解説しました。
もし、記事内で紹介したような症状が見られた場合は、信頼できるシロアリ駆除業者に相談することをお勧めします。



アリプロは、創業35年以上の歴史を持つシロアリ駆除会社です。東京・千葉・埼玉・茨城に密着し、施工実績4.7万件を突破しました。
アリプロは日本しろあり対策協会に加盟しており、調査や工事を行うスタッフは全員「しろあり防除施工士」の資格を保有しています。床下調査の際には、床下の状況をデジカメで撮影し、お客様にわかりやすくご報告します。
さらに、工事後の定期点検(5年間)や1,000万円の修復保証など、充実したアフターサービスを提供。独自の水害保証も完備しており、万が一のトラブルにも安心です。
お電話は平日および土曜日の8:30~17:30、メールは365日24時間受け付けております。ぜひお気軽にお問い合わせください。
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【保有資格】
・日本しろあり対策協会「しろあり防除施工士」
・日本健康住宅協会「健康住宅アドバイザー」