シロアリは住宅の床下や1階部分に被害を及ぼすことが一般的に多いです。
ただし、シロアリの種類や住宅の状況によって、2階部分まで被害を及ぼすこともあります。
この記事ではシロアリ駆除業者アリプロの専門家が、2階で発生するシロアリの種類や特徴、また2階でシロアリ被害が発生しやすい住宅や工事の注意点などについて詳しく解説いたします。
アリプロは東京23区、千葉県、埼玉県南部、茨城県南部にてシロアリ駆除をおこなっています。
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2階でシロアリ被害が発生するケース
2階でシロアリ被害が発生している状況としては、以下の2つのケースが考えられます。
ケース① 1階の被害が進行し2階まで到達した
床下から住宅に侵入したシロアリが、その被害を進行させて2階まで到達してしまったケースです。
この場合には床下や1階の部分がシロアリ被害に遭っている可能性が高く、被害が進行している事が多いので注意が必要です。
住宅で雨漏りや漏水などが起きていると、2階部分までシロアリ被害が拡大しやすい傾向にあります。
ケース② 2階に直接被害を及ぼした
シロアリは特定の時期に羽アリになる習性を持っており、その羽アリが住宅の2階部分に住み着き被害を及ぼす可能性があります。
被害件数としては少ないですが、外来種の「アメリカカンザイシロアリ」は木材の中で巣を作り生活するため、床下や1階を経由せずに2階部分のみに被害を及ぼす事も確認されています。
2階で発生するシロアリの種類
日本には20種類以上のシロアリが生息していますが、住宅に被害を与え、かつ2階まで被害を及ぼす可能性があるのは以下の3種類となります。
ヤマトシロアリ
日本全土に生息しており被害件数が最も多いシロアリです。日本全体のおよそ9割以上がこのヤマトシロアリによる被害となります。
特徴として湿気を好みますが、自身で水を運ぶ能力が極めて低く、主に水場の近くで生活します。そのため、通常の住宅であれば床下や1階部分にのみ被害を及ぼします。
しかし、住宅に雨漏りや漏水などが起こると2階まで被害を及ぼす可能性があります。
また、決まって4月~5月に羽アリとなる習性を持っているため、4月~5月に大量の羽アリが発生するようであればヤマトシロアリによる被害の可能性が高いです。
イエシロアリ
主に日本の西側に生息しているシロアリです。自分で水を運ぶ能力に優れているため、活動範囲が広く、乾燥した一帯にまで侵入しやすい特徴があります。そのため、雨漏りや漏水などが起きていなくても2階まで被害を及ぼす可能性があります。
また、6月~7月に大量に羽アリになる習性を持っています。もし6月~7月に大量の羽アリを見かけるようならイエシロアリの被害の可能性が高いと言えます。
アメリカカンザイシロアリ
外来種のシロアリですが、輸入家具や輸入材木などに付いてきて今は日本の一部の地域で生息・確認されています。
乾いた木材でも関係なく食べ進め、木材の中に巣を作って生活する習性があります。そのため、2階部分だけがシロアリ被害に遭っている場合はこのアメリカカンザイシロアリの可能性が高いです。
6月~7月に羽アリになるほか、被害場所付近に砂粒のようなフンを排出しながら進行していきます。このような症状が見られる場合にはアメリカカンザイシロアリの可能性が高くなります。
2階で発生するシロアリの種類まとめ
住宅に雨漏りや漏水などの異常が無ければ、2階で発生するシロアリは「イエシロアリ」か「アメリカカンザイシロアリ」に絞られます。
しかし壁の中など気付かぬ所で雨漏りや漏水が発生している可能性もありますので、住んでいる地域や羽アリが発生した時期に注目してみると正しい判断ができます。
私たちアリプロは主に関東地方でシロアリ駆除をおこなっていますが、2階までシロアリ被害が及んでいる住宅では高確率で雨漏りや外壁から雨水が侵入しており、ヤマトシロアリである事がほとんどです。
2階でシロアリ被害が発生する原因
以下のような環境は、シロアリの種類関係なく2階までシロアリ被害が及ぶ原因になります。
原因① 雨漏りが起きている
住宅で雨漏りが発生していると、その水分を伝うようにしてシロアリが侵入し、2階まで被害が及びやすくなります。
もしも雨漏りが起きてしまったら早急に対処するようにしましょう。
原因② 漏水が起きている
床下などで漏水が起こると、その過剰な水分によりシロアリが大量に発生し、その余波で2階までシロアリ被害が及んでしまうことがあります。
キッチンや浴室などの水周りが2階に設置されている住宅では、漏水はもちろん、排水管や給水管の結露によっても水分が浸透するため、シロアリ被害が2階まで進行してしまうケースがあります。
原因③ 窓が結露している
1階や2階の窓が激しく結露すると、床材や壁内に水分が侵入しやすくなり、シロアリ被害が2階まで進行する可能性が高まります。
結露が起こったらこまめに水分を拭き取ることが大切です。リフォームをして窓を2重サッシなどにすると結露が改善することもあります。
原因④ 外壁にヒビ割れ(クラック)がある
外壁にヒビ割れ(クラック)が見られる場合には、たとえ室内まで水が侵入していなくても、壁の内部には雨水が侵入している事があります。こうした壁内の水分もシロアリ被害を2階まで進行させてしまう原因となります。
外壁のヒビ割れは早めにコーキング等で塞ぐほか、必要に応じて外壁補修を行うようにしましょう。
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2階でシロアリ被害がある場合の対処法
殺虫スプレーは使わない
2階でシロアリ被害や羽アリなどを発見すると慌てて殺虫スプレーなどを吹きかけたく気持ちは分かります。
しかしシロアリや羽アリに殺虫スプレーを使用すると、危険を察知したシロアリが逃げてしまい、住宅の違う場所でさらなる被害拡大に繋がる恐れがあります。
シロアリを見かけた場合にはそのままにしておき、羽アリは掃除機などで吸い取ってしまうようにしましょう。
1階に被害が無いかを確認する
2階部分でシロアリ被害を発見したら、その真下にあたる1階部分や床下にもシロアリ被害が発生している可能性が高いです。
シロアリの種類によっては2階部分のみに被害が及んでいる可能性もありますが、住宅のどこから被害が発生しているのかを確認しておくようにしましょう。
住宅の保証を確認する
お住まいの住宅が築5年未満だったり、前回シロアリ駆除をしてから5年以内だったりすると、ハウスメーカーや工務店、シロアリ駆除業者などの保証が付いている可能性があります。
もしご自宅が上記に当てはまれば、住宅を建ててくれたハウスメーカーや工務店、またはシロアリ駆除を依頼した業者に連絡するようにしましょう。
上記に当てはまらない場合にはご自身でシロアリ駆除業者を探し、床下点検をしてもらうようにしましょう。
シロアリを2階に発生させない対策
対策① 定期的に床下点検を実施する
2階でシロアリ被害が発生する場合でも、その多くは床下からシロアリが侵入しています。
定期的に床下点検を実施し、シロアリの兆候が見られたらすぐにシロアリ駆除を行うようにすれば、2階までシロアリ被害が及んでしまうような事態は防ぐことができます。
対策② 切り株や杭に気を付ける
シロアリはお庭にある枯れた木や廃材を好みます。こうした材木を放置しておくとシロアリ被害に遭いやすくなるほか、羽アリの発生源にもなってしまいます。
お庭に廃材を放置しないようにし、切り株や杭がある場合はなるべく取り除くようにしましょう。
対策③ 基礎を見えるようにする
シロアリが床下ではなく外部から侵入する場合には、住宅の基礎部分に「蟻道(ぎどう)」と呼ばれるトンネルのようなものを構築します。
蟻道が作られた際はすぐに気付けるように、住宅の基礎は常に見える状態にしておくようにしましょう。
また、こうした“自分で出来るシロアリ対策”については以下の記事で詳しく解説していますので合わせてご覧下さい。
2階にシロアリ被害がある場合の工事の注意点
2階でシロアリ被害が発生している場合には「1階からの被害が進行しているケース」と「2階に直接被害があるケース」の2つの可能性があると説明しましたが、どちらの場合でもシロアリ駆除費用が高額になる恐れがあるので注意が必要です。
「ケース① 1階の被害が進行し2階まで到達した」場合の注意点
1階や床下でもシロアリ被害が発生している場合には、まず通常のシロアリ駆除を行います。これに加え2階でもシロアリ被害が発生している場合には、2階の被害箇所にもシロアリ駆除の薬剤を散布する必要があります。
もしシロアリが壁の中の柱などを通って2階まで上がってきていれば、2階の壁の一部に穴を開けて薬剤を注入していきます。
こうした処理は通常のシロアリ駆除料金とは別途料金となる可能性が高いので注意が必要です。
「ケース② 2階に直接被害を及ぼした」場合の注意点
2階にのみシロアリ被害が発生している場合には、アメリカカンザイシロアリの可能性が非常に高くなります。
この種類のシロアリ駆除は非常にやっかいで、シロアリ駆除業者でも対応不可としている業者も多数存在します。
駆除方法は業者により様々ですが、通常のシロアリ駆除料金よりも高額になるケースが多く、また保証が付かない恐れもあります。
シロアリが2階に出たら重症?
シロアリ被害が2階に出たからといって必ずしも重症とは限りません。床下や1階の被害が軽微のまま、シロアリが2階まで到達するケースも多数あります。
しかし床下だけがシロアリ被害に遭っている場合と比べると、なるべく早く状況を確認し対処する事が重要です。早急にシロアリ駆除業者に床下点検などを依頼するようにしましょう。
安心できるシロアリ駆除業者の選び方などについては以下の記事も参考にして下さい。
シロアリ駆除はアリプロへ
2階で発生するシロアリの種類や特徴、そして工事の注意点などについて解説しました。
シロアリ被害が2階で見つかった場合には特殊なシロアリの可能性や、1階の被害がかなり進行しているケースがあります。早急にシロアリ駆除業者に点検をおこなってもらうようにしましょう。
アリプロは、創業35年以上を超えるシロアリ駆除会社です。東京・千葉・埼玉・茨城に密着し、施工実績4.7万件を突破しています。
日本しろあり対策協会に加盟しており、調査・工事を行うスタッフは全員「しろあり防除施工士」の資格を保有しています。床下調査の際は、床下の状況をデジカメで撮影しお客様にお伝えします。
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