ある日、突然自宅の浴室(お風呂)から羽アリが大量に発生したら、驚いてしまいますよね。
日本全国どの家庭でも起こり得る現象ですが、その原因はシロアリである可能性が高いです。
特に、羽アリが発生した時期が4月~7月頃であれば、ほぼ確実にシロアリが原因と考えられます。以下に、シロアリとクロアリの羽アリが発生する時期の違いを示します。
この記事では、浴室で羽アリが発生する原因や対処法、そして浴室で羽アリが発生した際のシロアリ駆除における注意点について詳しく解説します。
浴室で羽アリが大量発生してお困りの方は、ぜひ参考にしてください。
・ 日本しろあり対策協会に加盟
・ しろあり防除施工士が必ず対応
・ 無料の床下調査、工事後5年間の毎年点検
CONTENT
浴室から発生する羽アリの種類
シロアリが羽アリになる時期は、おおむね春から夏にかけてですが、種類によって多少異なります。
日本で最も被害が多い「ヤマトシロアリ」の場合は4月~5月にかけて、西日本で被害が多い「イエシロアリ」の場合は6月~7月に羽アリとなる習性があります。
一方で、クロアリの羽アリは8月以降に発生することが多いです。また、シロアリの羽アリのように、一度に数十匹から数百匹といった大量発生は見られず、発生数はごくわずかです。クロアリであれば家屋を損傷させるような被害は起こりませんので、過度な心配は不要です。
つまり、4月~7月の間に大量の羽アリが発生した場合、それはシロアリの羽アリである可能性が非常に高いため、早急な対策が必要です。
シロアリとクロアリの羽アリはどちらも黒色ですが、外見には微妙な違いがあります。以下に、実際の写真と特徴を図解でまとめましたのでご覧ください。
このようなシロアリとクロアリの違いについては、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひあわせてご確認ください。
さらに、羽アリが発生した時期が4月~5月であればヤマトシロアリ、6月~7月であればイエシロアリの可能性が高いです。以下の記事も参考にしてみてください。
注意したい「在来工法」の浴室
シロアリは湿気を好む虫であり、住宅の洗面所や浴室などの水回りで被害が発生しやすい傾向があります。
特に、住宅の浴室が「在来工法」で施工されている場合、シロアリ被害のリスクが高まります。
在来工法では、浴室の床面や壁面はタイル貼りとなっており、その内側には木材が使用されています。新築から一定の年数が経過すると、タイルのひび割れや目地の隙間から水が漏れ、木材に水分が染み込むことがあります。湿った木材はシロアリの大好物であり、非常に食害されやすい状態となります。
さらに、在来工法では浴室部分の床下が基礎で囲われているため、目視による確認が難しく、床下点検を行っても被害に気付きにくいという問題があります。
ちなみに、近年の住宅における浴室は「ユニットバス」が一般的です。ユニットバスは水漏れのリスクが低く、床下から浴室の下を確認できる構造になっています。
そのため、浴室で羽アリが発生するケースの多くは在来工法の浴室に限られます。ユニットバスでもシロアリ被害が発生する可能性はゼロではありませんが、そのリスクは非常に低いといえます。
浴室で発生した羽アリの対処法
浴室で羽アリを発見した際に注意すべき点は、殺虫スプレーを使用しないことです。
殺虫スプレーを使うと、巣の中にいるシロアリが危険を察知して移動し、住宅内の別の場所に広がることで被害が拡大する恐れがあります。
羽アリを見つけた場合は、掃除機を使って吸い込むのが効果的です。羽アリとなったシロアリは刺激に弱く、掃除機で吸い込む際の風圧で簡単に死滅します。また、掃除機の中で繁殖することはありませんのでご安心ください。
また、余裕があれば羽アリを数匹捕まえておき、シロアリ駆除業者に見せることで、シロアリかクロアリかを判別してもらうことができます。
羽アリの詳しい対処法については、以下の記事も参考にしてください。
さらに、浴室でシロアリ被害を防ぐための具体的な対策については、以下の記事もあわせてご覧ください。
シロアリ被害の保証状況を確認しよう
浴室で発生した羽アリがシロアリだった場合、早急にシロアリ駆除が必要です。
ただし、過去5年以内にシロアリ駆除を行っていれば、住宅に保証が付いている可能性があります。その場合は、過去に工事を依頼した業者に連絡することで、無料でシロアリ駆除を実施してもらえる可能性がありますので、まずは問い合わせてみましょう。
なお、浴室のシロアリ被害は、先述のとおり被害が見えにくく、再発リスクが高い場所でもあります。
確実にシロアリ駆除を行いたい場合は、シロアリ工事の専門資格である「しろあり防除施工士」の有資格者に依頼することで、より安心して駆除を進めることができます。
・ 日本しろあり対策協会に加盟
・ しろあり防除施工士が必ず対応
・ 無料の床下調査、工事後5年間の毎年点検
浴室のシロアリ駆除を依頼する際の業者選びのポイント
浴室から羽アリが発生した場合、床下全体の消毒だけでなく、浴室部分の入念な駆除が必要です。
ユニットバスの場合は床下から薬剤を散布できるため、作業は比較的容易です。一方、在来工法の浴室では、タイル目地などに穴を開け、床面や壁面に薬剤を注入する処置が必要です。(作業後は穴を埋めるため、当日から入浴可能です。)
在来工法の浴室におけるこのような処理は、業者によって「土間処理」や「スラブ処理」と呼ばれます。ただし、この処理を基本料金に含まず、追加料金として設定している業者が多いため注意が必要です。
特に、料金が格安とされるネット系のシロアリ駆除業者では、基本料金が安く設定されている一方で、このような作業で追加料金が発生し、最終的な金額が高額になるケースがよくあります。
そのため、可能な限り、浴室の処理代金が基本料金に含まれている業者を選ぶことをおすすめします。
アリプロでは、浴室や玄関の土間処理も通常料金に含まれていますのでご安心ください。また、調査やお見積もりは無料で承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
・ 日本しろあり対策協会に加盟
・ しろあり防除施工士が必ず対応
・ 無料の床下調査、工事後5年間の毎年点検
羽アリが発生した場合、浴室のリフォームは必要か?
浴室から羽アリやシロアリが発生したからといって、必ずしもリフォームが必要というわけではありません。実際、私たちアリプロがシロアリ駆除を行ったお客様の中でも、シロアリ駆除と同時に浴室のリフォームを行う方はごく少数です。
ただし、浴室の交換の目安は一般的に新築から20年程度とされています。もし現在の浴室を20年以上お使いであれば、在来工法の浴室をユニットバスにリフォームすることで、今後のシロアリ被害のリスクを軽減することができます。
リフォームの必要性については、今後のライフプランや予算なども含めて慎重に検討することをおすすめします。
浴室の羽アリ、シロアリ被害はアリプロへ
アリプロは、創業35年以上の歴史を持つシロアリ駆除会社です。東京・千葉・埼玉・茨城に密着し、施工実績4.7万件を突破しました。
アリプロは日本しろあり対策協会に加盟しており、調査や工事を行うスタッフは全員「しろあり防除施工士」の資格を保有しています。床下調査の際には、床下の状況をデジカメで撮影し、お客様にわかりやすくご報告します。
さらに、工事後の定期点検(5年間)や1,000万円の修復保証など、充実したアフターサービスを提供。独自の水害保証も完備しており、万が一のトラブルにも安心です。
お電話は平日および土曜日の8:30~17:30、メールは365日24時間受け付けております。ぜひお気軽にお問い合わせください。
無料点検の申し込み問い合わせはこちらから
【保有資格】
・日本しろあり対策協会「しろあり防除施工士」
・日本健康住宅協会「健康住宅アドバイザー」