
雨上がりにふと気づくと、室内や庭で羽アリが大量発生していることがあります。
「なぜ羽アリが発生するのか?」「羽アリの正体は?」「どのように対処すればよいのか?」—— こうした疑問について、羽アリ駆除のご相談を多数いただいているアリプロが詳しく解説します。
住宅で雨上がりに羽アリが大量発生した場合は、落ち着いて本記事をご覧ください。
アリプロは、累計4.7万件以上のシロアリ・羽アリ駆除を行ってきた専門業者です。調査やお見積もりは無料ですので、お気軽にご相談ください。



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「雨上がり」に大量発生する羽アリの正体とは?
「羽アリ」と聞くと、普段の生活の中でよく目にする「クロアリの羽アリ」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
しかし、雨上がりに大量発生する羽アリは「シロアリ」である可能性が非常に高いといえます。


なぜなら、シロアリは住宅の床下や庭に被害を及ぼしているとき、決まった時期に羽アリとなって大量発生する習性があるからです。
次の項では、シロアリの羽アリが「雨上がり」に大量発生しやすい理由や、そもそも羽アリが発生する原因について詳しく解説します。
「雨上がり」に羽アリが大量発生する理由
理由①:「雨上がり」は湿度が上昇するため


シロアリの羽アリは、湿度が高くなる日に大量発生しやすい傾向があります。
雨上がり以外の日でも湿度が高ければ飛び立ちますが、特に雨上がりは地面や建物、植物に残った水分が蒸発し、空気中の湿度が上昇するため、発生しやすくなります。
そのため、雨上がりに発生する羽アリはシロアリである可能性が高いといえます。
理由②:「大量発生」して生存確率を上げるため


シロアリの羽アリは、非常に弱い生き物です。羽がついているため、自分の意思で自由に飛べるように思われがちですが、実際には風に乗って数メートル程度しか飛行できません。
そのため、外敵から身を守るために、一度に大量に発生するという特徴があります。一度に飛び立つ数は巣の大きさによりますが、数百匹から数千匹にも及びます。
クロアリの羽アリも大量に飛び立つことがありますが、シロアリほどの規模ではありません。
したがって、「雨上がり」と「大量発生」という状況を考えると、発生した羽アリはシロアリである可能性が高いといえます。
羽アリの生態
「シロアリの羽アリ」なのに色は黒い


シロアリは巣の中でいくつかの階級に分かれていますが、そのほとんどの個体は白色です。
しかし、羽アリとして飛び立つ直前には、太陽の光などから身を守るためにメラニン色素を生成し、体の色を黒く変えて飛び立ちます。
そのため、「黒い羽アリ=クロアリ」と思い込んでしまいがちですが、シロアリの羽アリも黒いということを覚えておきましょう。
羽アリが発生する理由
シロアリもクロアリも、羽アリとなって飛び立つ理由は共通しています。それは、現在の巣から飛び立ち、新しい巣を作るためです。
つまり、羽アリが大量発生した場合、すでに近くにシロアリまたはクロアリの巣が存在している 可能性が高いということになります。


羽アリがクロアリのものであれば、特に問題はありません。クロアリは種類によりますが、建物や人間に危害を加える心配はほとんどないためです。
しかし、発生した羽アリがシロアリであった場合は注意が必要です。シロアリは住宅の木材に被害を及ぼすため、早急な対処が求められます。



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大量発生した羽アリがシロアリかクロアリか見分ける方法
ここでは、大量発生する羽アリの時期や特徴に注目し、「シロアリ」と「クロアリ」を見分ける方法を解説します。
羽アリが発生した時期は?
羽アリが大量発生した場合、まずは発生した時期を確認しましょう。以下の表は、シロアリとクロアリの代表的な種類が羽アリとして発生する時期を示しています。


シロアリは種類によって異なりますが、4月から10月頃にかけて羽アリとして発生します。一方、クロアリは主に6月以降に羽アリとなって飛び立ちます。
そのため、4月から5月にかけて大量発生する羽アリは、ほぼ間違いなくシロアリであると考えられます。
また、6月以降に発生する羽アリでも、「雨上がり」と「大量発生」が同時に見られる場合は、シロアリの可能性が非常に高いため注意が必要です。
羽アリの外見は?
続いて、羽アリの外見から「シロアリ」と「クロアリ」を見分けるポイントを紹介します。
以下の写真は、シロアリとクロアリの羽アリの実際の姿です。


次の図解では両者の違いを分かりやすく示しています。


いかがでしょうか? シロアリとクロアリの羽アリの違いがなんとなく分かったのではないでしょうか。
シロアリとクロアリの羽アリの特徴や見分け方、またシロアリの種類ごとの羽アリの特徴については、以下の記事で画像や動画付きで詳しく解説しています。ぜひ合わせてご覧ください。
羽アリが大量発生したらどう対処すればいい?
ここでは、大量発生した羽アリの対処法についてお伝えします。
シロアリでもクロアリでも、大量発生した羽アリの基本的な対処法は共通しています。以下の手順で適切に対応しましょう。
対処①:殺虫スプレーは使用しない


羽アリが大量発生すると、慌てて殺虫スプレーを使いたくなるかもしれませんが、できるだけ控えましょう。
もし羽アリがシロアリだった場合、殺虫スプレーによって危険を察知し、別の場所へ移動しようとする可能性があります。これにより、被害が拡大する恐れがあるため注意が必要です。
対処②:掃除機で吸い取る


羽アリが発生している場所で掃除機が使える場合は、掃除機で吸い取るのが最も手軽な対処法です。
羽アリは非常に弱い生き物であり、吸い込まれた際の風圧などですぐに死滅します。
また、掃除機の中で繁殖することはないため、安心して使用してください。
対処③:ポリ袋をかぶせる


羽アリが発生している場所にポリ袋をかぶせて、飛び立たないようにするのも効果的です。
袋の口をテープなどで固定し、袋の中がある程度いっぱいになったら、新しい袋と交換しましょう。
対処④:シャワーで流す


羽アリが浴室や洗面所で発生している場合は、シャワーで流しても問題ありません。
排水溝に流れても問題はありませんが、気になる場合は、目の細かい排水カバーなどを使い、羽アリが流れていかないよう工夫するとよいでしょう。
ここまでのいずれかの方法で、羽アリに対する応急的な対処を行います。
この後の対処法は、シロアリとクロアリで異なります。それぞれの詳しい対処法については、以下の記事を参考にしてください。
大量発生した羽アリを放置するとどうなる?
大量発生した羽アリがシロアリだった場合、放置すると以下のようなリスクがあります。
リスク①:羽アリの大量発生が再発する


シロアリの羽アリは、毎年決まった時期に大量発生します。放置してしまうと、来年以降も同じ時期に羽アリが大量発生する可能性が高くなります。
以下は、アリプロで羽アリ駆除を実施したお客様のアンケート結果です。自己処理を行っても、毎年のように羽アリが発生していることが分かります。
毎年5、6月になると羽アリが出没していたのを殺虫剤で自己処理してやりすごしてしまっていました。
東京都北区I様
今年は例年と違う場所での羽アリ出現に自己処理の限界を感じセスコ(アリプロ)さんに依頼。シロアリの生息範囲を広げてしまったかと不安な気持ちでいっぱいでしたが、現場を見て頂きお話を伺ったり、作業を念入りに薬剤注入してくれて、やはりプロにまかせて良かったと感じました。
来年は羽アリに会わずに済むと信じています。ありがとうございました。
リスク②:シロアリ被害が拡大する


シロアリの羽アリが大量発生しているということは、近くにシロアリの巣があり、家屋にシロアリ被害が発生している可能性が非常に高いです。
シロアリは木材を食べて家屋の耐久性を低下させるため、放置すると被害がさらに拡大してしまいます。
リスク③:家財道具が損傷する


シロアリの被害が進行すると、住宅の床下だけでなく、畳や木製の家具にも被害が及ぶ可能性があります。
シロアリ被害を受けた畳や家具は、修復や買い替えが必要になることがあります。
そのため、大量発生した羽アリがシロアリだった場合は、早急な対処が必要です。信頼できるシロアリ駆除業者に相談し、まずは家屋や床下の調査を依頼しましょう。



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羽アリ(シロアリ)の駆除費用の相場
羽アリ(シロアリ)の駆除費用は、住宅の1階床面積の広さによって算出されます。
経済調査会が発表した全国のシロアリ駆除費用の平均は、1㎡あたり3,250円とされています。また、私たちアリプロが主要なシロアリ駆除業者26社の料金を調査したところ、平均は1㎡あたり1,693円であることが分かりました。
これらの金額をもとに、1階床面積の広さごとに算出したものが以下になります。
面積 | 経済調査会 (1坪10,725円) | 主要26社の平均 (1坪5,587円) |
33㎡(10坪) | 107,250円 | 55,870円 |
49,5㎡(15坪) | 160,875円 | 83,805円 |
66㎡(20坪) | 214,500円 | 111,740円 |
82,5㎡(25坪) | 268,125円 | 139,675円 |
99㎡(30坪) | 321,750円 | 167,610円 |
115,5㎡(35坪) | 375,375円 | 195,545円 |
132㎡(40坪) | 429,000円 | 223,480円 |
いかがでしょうか?
同じ住宅の広さでも、シロアリ駆除業者によって費用が大きく異なることが分かります。
こうした業者ごとの料金差がなぜ生まれるのかなどの疑問については、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ合わせてご覧ください。
羽アリ(シロアリ)の駆除業者の選び方
ここからは、おすすめのシロアリ駆除業者の選び方について解説いたします。
日本しろあり対策協会に加盟している


「日本しろあり対策協会」とは、シロアリの生態や駆除方法の研究、薬剤の認定などを行うシロアリ駆除の専門団体です。
こちらに加盟している会社なら、協会が定めた施工方法を遵守した、確実なシロアリ駆除を行ってもらえます。
加盟業者はインターネットから確認する事ができますので、可能ならこちらに加盟している業者の中から選ぶようにしましょう。
しろあり防除施工士が対応してくれるか?


先述した「日本しろあり対策協会」では、シロアリの生態や住宅の構造知識などの試験をクリアした者に「しろあり防除施工士」という資格の認定を行っています。
この「しろあり防除施工士」という資格は、シロアリ駆除に関する正しい知識を持っていることの証明になりますので、可能ならこうしたスタッフが対応してくれる業者を選ぶようにしましょう。
保証内容が充実しているか?


シロアリ駆除を行った後は通常5年間の保証が付きます。しかしこの保証内容はシロアリ駆除業者によって様々ですので、なるべく保証内容が充実している業者を選ぶようにしましょう。
たとえば「シロアリが再発した場合は無料で再消毒してもらえるのか?」「工事後に定期点検は行ってもらえるのか?」などは事前に確認しておくべきです。
こうしたシロアリ駆除業者によって異なる保証内容などについては、以下の記事で詳しく解説していますのでぜひ合わせてご覧下さい。
また、ここまでの「シロアリ駆除業者の選び方」に加えてさらに見るべきポイントについては、以下の記事で詳しく解説していますので合わせてご覧下さい。
シロアリ・羽アリの駆除はアリプロへ!



アリプロは、創業35年以上の歴史を持つシロアリ駆除会社です。東京・千葉・埼玉・茨城に密着し、施工実績4.7万件を突破しました。
アリプロは日本しろあり対策協会に加盟しており、調査や工事を行うスタッフは全員「しろあり防除施工士」の資格を保有しています。床下調査の際には、床下の状況をデジカメで撮影し、お客様にわかりやすくご報告します。
さらに、工事後の定期点検(5年間)や1,000万円の修復保証など、充実したアフターサービスを提供。独自の水害保証も完備しており、万が一のトラブルにも安心です。
お電話は平日および土曜日の8:30~17:30、メールは365日24時間受け付けております。ぜひお気軽にお問い合わせください。
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【保有資格】
・日本しろあり対策協会「しろあり防除施工士」
・日本健康住宅協会「健康住宅アドバイザー」