築22年が経過し、一度もシロアリ消毒を行ったことがないため心配とのことで、アリプロに床下調査のご依頼をいただきました。
調査を行った香取市はシロアリ被害が多いエリアですが、今回の住宅では床下がコンクリート仕様だったため、シロアリの被害は確認されませんでした。ただし、今後シロアリが発生してもおかしくない状況であったため、シロアリ被害が出る前の予防消毒を実施しました。
床下木部の処置
シロアリ被害に遭いやすい床下の木部から処置を行いました。
特に束柱(つかばしら)や土台(どだい)などの部材はシロアリ被害を受けやすいため、注意が必要です。
これらの部材にはドリルで穴をあけ、薬剤を木材の内部までしっかりと注入しました。
さらに、木部全体の表面に薬剤を散布し、シロアリだけでなく軽度のカビ菌を死滅させる効果のある薬剤を使用しました。(重度のカビ菌や腐朽菌が確認された場合は別途処置が必要です。)
床下土壌面への薬剤散布
続いて、床下の土壌面やコンクリート面にも薬剤を散布しました。
作業は面積に応じて適切な薬剤量を使用し、床下からシロアリが侵入するリスクを防ぎます。
玄関と浴室の処理
最後に、玄関と浴室の処理を行いました。
玄関や浴室は住宅構造上、床下からの処理が困難な箇所です。そのため、タイル目地や木枠部分に穴をあけ、薬剤を注入する必要があります。湿気が多いこれらの場所は特にシロアリ被害のリスクが高いため、重点的に処理を行います。
他の業者では別途料金が発生する場合が多いこの作業も、アリプロでは基本料金に含まれています。
ここまでの作業でシロアリ消毒が完了しました。作業中は進捗を写真で記録し、工事後には保証書とともに報告書としてお客様に送付いたします。
さらに、毎年1回の定期点検を実施し、床下の状況に異常がないか確認させていただきます。今回のご依頼、誠にありがとうございました。