5月に室内で羽アリが発生した住宅での駆除事例です。
築25年ほどですが今までにシロアリ消毒をおこなった事がなく、ずっと心配ではあったものの消毒を先延ばしにされていたそうです。
羽アリ発生後にアリプロにお問い合わせをいただき、床下を調査したところ複数のシロアリによる被害が発見されました。
シロアリに喰われるとすぐに木材がボロボロになるという事はないですが、写真のような状態ですと数年間はシロアリ被害が放置されていたと予想できます。
被害の真上の部分を歩くと、少し床板が沈む感覚もありました。
しかし普通に生活されていて目に見える部材の損傷はありませんので、通常通りシロアリ駆除をおこなえば問題ありません。
シロアリ被害のある箇所には、木部に穴をあけて薬剤を注入していきます。こうする事により木材内部に侵入したシロアリを死滅させ、薬剤も木部に残りやすくなります。
また、床下の木部全体に薬剤を吹き付けていきます。シロアリ被害のある箇所には重点的に薬剤を散布し、シロアリの死滅をはかります。
最後に床下の土壌面に薬剤を散布していきます。
シロアリは土中から床下の木部に上がってくるため、この土壌面への処理が重要です。床下がコンクリートの場合であっても、同様に床面への散布をおこなっていきます。
最後に、玄関部分へのスラブ処理をおこなっていきます。
玄関タイル部の下は土となっており、住宅の中でも湿気が溜まりやすくシロアリ被害の多い場所になります。
写真のようにタイル目地に穴をあけ下の土壌部まで貫通させて薬剤を浸透させていきます。空けた穴はセメントで元通りに埋めるため、工事後も目立つような心配はありません。
ここまでをおこないシロアリ駆除作業が完了となります。記事内で紹介した写真を保証書などと一緒にお送りし、5年間の間は毎年定期点検をおこないます。
アリプロでシロアリ駆除をおこなったにも関わらずシロアリの再発が見受けられた場合には、何度でも無料で消毒をおこなえますのでご安心下さい。